キンプリ岩橋さんのパニック障害再発とジャニーズ事務所の対応について

先月末、King&Princeの岩橋玄樹さんがパニック障害を再発したという報道が流れました。芸能活動の再開は延期となり再び休養することになったことについて考えてみます。

  1. 10日余りで休養発表
  2. パニック障害と再発
  3. ジャニーズ事務所の対応は?
  4. 多くの芸能人が症状のコントロールに成功

10日余りで休養発表

キンプリの岩橋さんがパニック障害治療のため休養を決めたのは、昨年11月初旬でした。それから約3ヶ月後に一部活動を再開。3月20日発売予定だった新曲「君を待ってる」のレコーディングやジャケット撮影にも応じ、ミュージックビデオではグループと共演をしたことも伝えられていました。

ところが復帰発表から10日余りで、岩橋さんの休養が発表されたのです。

この発表によれば、復帰の決定は「バランスを取りながら回復状況に合わせて本人の希望を叶えていくことが、治療を段階的に進めていく上で重要であるというご意見を医師からいただ」いた結果だということです。

さらにジャニーズ事務所は、次のようにも説明しています。

「活動再開は時期尚早であるというご意見もございましたが、本人の意思に反し、希望を断つことがマイナスに作用することを懸念し、それらを踏まえた総合的な判断により、緩やかに活動を再開する方法論を模索した結果、3rdシングルへの参加を皆様にご報告した次第でございます」

パニック障害と再発

復帰発表後、時期をおかず休養が宣言されたこともあり、ネットなどでは岩橋さんの病状を心配する声が高まっています。

しかしパニック障害は再発しやすい病気としても知られています。厚生労働省のWEBサイト「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」でも、パニック障害は「発症後の経過は、寛解と増悪をくりかえす慢性経過が一般的」と書かれています。

専門用語が入りちょっとわかりにくい表現ですが、症状が落ち着いて安定した状態と、かなり悪い状態を行ったりきたりするという意味です。

復帰への注目が高まるだけにより、今回、岩橋さんには強いプレッシャーにさらされたことでしょう。そうした状況が、今回たまたまマイナスに働いてしまったと考えるべきなのでしょう。

ジャニーズ事務所の対応は?

では、ジャニーズ事務所の判断は批判されるべきものでしょうか?

詳細な病状は明らかにされていないため推測となりますが、復帰の判断に医師の存在があったことは間違いなさそうです。さらに当人の思いも酌んだ趣旨の説明がなされています。

また復帰を決めた後、当人の病状をみて速やかに方向転換し、レコーディングのやり直しを決め、シングル曲の発売日も変更しています。岩橋さんの体調に合わせた迅速な判断と行動は、評価すべき対応だったのではないかと感じました。

じつは同じ病気であったジャニーズの先輩にKinKiKidsの堂本剛さんがいます。彼は著書で10代からパニック障害に苦しんでいたことを発表。コンサート中に何度も過呼吸になっていたことも明らかにしています。

当時、アイドルがパニック障害を告白できるような社会状況になかったため、かなり厳しい環境で仕事を続けていたと思われます。

しかし現在、病気になったアイドルをファンも含めた社会全体が復帰を待てる状況になったことで、より本人の気持ちを考慮した復帰プロセスが選択できるようになっているようです。

こうしたこと自体、パニック障害で苦しむ多くの方を勇気付けることになるのではないでしょうか。

多くの芸能人が症状のコントロールに成功

過去にパニック障害に苦しんでいたことを告白した芸能人は少なくありません。現在は女優としても活躍する釈由美子さんも、つい最近、苦しんでいた過去を告白した一人です。他にも大場久美子さんや、歌手の円広志さん、漫才師の中川剛さん、女優の川上麻衣子さんなども同様の告白をしています。

これらの方に共通するのは、病気と闘いながら症状をコントロールしていったことです。

『パニック障害と過呼吸』の著者であり、磯部潮医師はパニック障害ついて次のように書いています。

「『治そう』と『自分で』努力するヒトは、かかる時間に長短はありますが、必ず状況が改善します。これは、私が日々の診察を通していつも感じることです」

参考:『パニック障害と過呼吸』(磯部潮著/幻冬舎)

「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」

※あわせて読む「芸能人が告白して話題になっている パニック障害ってどんな病気なの?」

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です