イクメンになれない男性がやるべき7つのこと

「男性も育児をすべき」「イクメン最高」などと言われている世の中では、子どもができることが恐ろしい!なんて感じている男性もいるでしょう。「俺はイクメンにはなれない」と思っていても、妻には口が裂けても言えない……。そんな、子育てに自信を持てない父親には、7つのやるべきことがあります。

  1. 「パタニティーブルー」に陥る父親たち
  2. 悩んだ末に、フラリーマン化していない?
  3. その1 ちょっと先の未来を意識する
  4. その2 何をやっても泣くときはいったんその場を離れる
  5. その3 完璧を目指さない
  6. その4 なるべく長く、子どものそばにいるだけでいい
  7. その5 妻と悩みを共有する
  8. その6 子育てが自分に与えるメリットを確認する
  9. その7 子どものことではなく、まずは家事から行う「間接育児」にも挑戦したい
  10. 肩の力を抜いて、できることから!

「パタニティーブルー」に陥る父親たち

女性が産前産後の体調不良に悩み、これから始まる子育てに不安を感じ、また女性ホルモンなどの影響から抑うつ状態になってしまうことを、「マタニティーブルー」といいます。最近では、父親も母親と同じような抑うつ状態になることを「パタニティーブルー」と呼んでいるようです。

「パタニティー」は、英語で「父性」。特に真剣に育児にかかわろうとしている男性ほど、うまくいかない育児をストレスに感じ、うつうつとしてしまうことが多いよう。イクメンが一般化してきた現代だからこそ現れた症状と言えますね。

悩んだ末に、フラリーマン化していない?

しかし、男性には「仕事」という逃げ道もあります。長時間残業を是としない風潮の中で、また「父親になったんだから」と、早く帰らされる人もいることでしょう。でも、家に帰ってからの大変さを思うと、どうも帰路へ着くべき足が、ネット喫茶や居酒屋に向いてしまう……そんな人はいませんか。

早く帰ることができるのに深夜まで時間をつぶしてしまうサラリーマンは、昨今「フラリーマン」なんて呼ばれています。イクメンとなるべき男性陣も、フラリーマンの中に含まれているかもしれませんね。

でも、家に帰らないのだとしたら数時間は自分の時間が持てるのに、罪悪感を覚えながらただフラフラしているのでは、もったいないでしょう。完璧なイクメンじゃなくてもいいんです、やれることだけやればいいんです。悩んでいるお父さんに、考え方のヒントと行動のコツをご案内します。参考まで。

その1 ちょっと先の未来を意識する

例えば、新生児の今は夜泣きがひどくても、2~3か月後には多くが沈静化し、だんだん夜に眠ってくれるようになります。永遠に、寝ている子をあやしたり、寝不足状態になったりすることが続くわけではないのです。

また、2歳児当たりではなんにでも「イヤ!」と言う、イヤイヤ期が始まります。家に帰ると子どもの泣き叫ぶ声と妻の怒声を聞かなければならないため、帰るのがおっくうになる人もいるでしょう。しかし、イヤイヤ期も長くて1年です。

このように、ちょっと先の未来を見据えると、子育ては「だんだん楽になっていく」ことが実感できるでしょう。今日より明日、明日より明後日と、楽になるのです。そんな風に、ポジティブに考えましょう。

その2 何をやっても泣くときはいったんその場を離れる

赤ちゃんは何かを訴えるとき、泣くしか手段がありません。そのため、泣かれるたびにオムツを確かめ、授乳し、虫刺されや打撲がないか体中を点検し、そして何も問題がなければ途方に暮れてしまいますよね。

なすすべがないまま赤ちゃんの泣き声を聞いていても、ストレスが高まってゆくだけです。家族のためにも、自分のためにも、ストレス回避を心がけましょう。妊婦教室でも、「何をやっても赤ちゃんが泣き止まなければ、一時的に距離を取り気分転換することが大事」と教えています。危険がないように気をつけつつ、自分の心を整える。

虐待を防ぐための、大事な息抜きです。

その3 完璧を目指さない

仕事の現場では、「失敗は許されない」というプレッシャーの中で働いているかもしれません。そのテンションと流儀をそのまま子育てに持ち込むと、大きく挫折することになりますよ。赤ちゃんの要求や問題はまさに十人十色、臨機応変に対応して何とか乗り切るしかないことばかりだからです。

仕事で完璧主義のお父さんほど、「育児では、完璧を目指さない」と自分に言い聞かせましょう。傍らの妻を見てください。手を抜けるところは抜いているかも。おおらかな気持ちで接することです。

その4 なるべく長く、子どものそばにいるだけでいい

「子どもに何かしてあげたいのだけれど、何をしてあげればいいのかわからない」と戸惑っているなら、「何かをする」目的で子どもに近づくのをやめてみましょう。そばでじっとしていれば、してあげなければならないことに気づく瞬間がやってきます。

「そういえば、つめが伸びている気がするな」と爪切りを出してきたり、「首の赤みは、あせもかな?」と観察し、ベビーオイルを塗ってあげたり。暇つぶしにガラガラであやしてあげると、反応してくれることもあるでしょう。こういった対応を繰り返していれば、自然と自主的なお世話ができるようになりますよ。

その5 妻と悩みを共有する

父親が子育てで悩んでいるなら、日中ずっと子供と接している母親には、もっともっとたくさんの悩みがあるはずです。二人ともそれを打ち明ける人がいないことに苦しんでいるなら、お互いがお互いの相談相手になってみてはいかがでしょうか。

打ち明けてみれば、解決なんてしなくていいんだ、悩みを共有することが大事なんだと気づくはずです。同じ子どもを育てているのですから、互いに最高の相談相手となれるでしょう。夫婦の絆が、より深まります。

その6 子育てが自分に与えるメリットを確認する

子育ては、大人にも多大なメリットがあることをご存知でしょうか。これだけ子育てが大変なら、子どもがかわいい以外にも、何らかのご褒美が必要ですよね。なんでも臨機応変にやらなければならないことから柔軟性が備わり、忍耐力がつき、視野が広がるなどの効果が指摘されていますが、メリットはそれだけではありません。

人間的に成長するだけではなく、仕事上必要な能力もアップさせることができるのです。忙しい子育てと仕事を両立するための「段取り力」、子どものお迎えに行くため必ず時間内に仕事を終わらせる「集中力」、子どもがハイハイしていった先に危険なものがないかを素早く察知する「危機管理能力」。どれもこれも、「ほしい」と思っていた能力ではないでしょか。

そう、子育ては、どちらかといえば男性が苦手とし、何とかスキルを身につけたいと考えている能力を育てるのにぴったりなのです。こんなにメリットがついてくることも、なかなかないですよ。

その7 子どものことではなく、まずは家事から行う「間接育児」にも挑戦したい

子どものおむつ替えや沐浴、ミルクをあげるといった行為にしり込みしているなら、間接育児はいかが。子どもに触れなくても、子育てを助けるためにできることはたくさんあります。それは、洗濯や掃除、料理、ゴミ出し、買い出しといった家事です。

また、子育てに翻弄されている妻に、欲しい便利グッズはないか聞いて買ってくる、ときにはベビーシッターを雇って息抜きをさせるといったサポートも喜ばれます。母親がストレスフルだと育児に悪影響を及ぼしますから、それを和らげることは、結局子育ての役に立っていることになりますよ。

肩の力を抜いて、できることから!

あまりにも育児に自信がなく「フラリーマン」を続けていると、孤独な育児に疲れた妻から、ある日離婚を切り出されてしまうかも。家族との歩み寄りは、肩の力を抜いて、できることから始めましょう。初めに躓いたとしたって、子育てはこれから、まだまだ続きます。どんどん成長するわが子の様子を毎日確認して、親としての自覚を徐々に養いましょう。

参考:『最新現場報告 子育ての発達心理学』(講談社+α新書)p.207

【参考】育児に悩む父親たち 「パタニティーブルー」知ってる?

【参考】お仕事の忙しいパパは「間接育児」でママをサポートしましょう

 

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