色の好みと性格には関連性があると言われています。つまり色の好みが変わったときは、気持ちに変化があったのかもしれません。そんな色と性格についてまとめてみました。
- 幸福だったとき身に着けていた色は?
- 好きだった色で性格を判断しよう
幸福だったとき身に着けていた色は?
昔の自分の写真を見返した時、「そういえば、よく赤色の服を着てたな」とか思い出すことはありませんか? もちろん流行の色を取り入れていたというケースもありますが、そのときの気分と色がピッタリとマッチしていた可能性も。
じつは同じような色味が好きな人は、同じような行動をパターンや反応を示すことが多いと言われています。つまり赤色が好きだったときの自分は、赤色が好きな人の行動パターンだったのかもしれないのです。
こうした色の好みの移り変わりから、自分にとって幸せと感じる行動パターンを考えることもできそうです。自分の人生で一番幸せだと感じた時期の色は、どんな色だったのか思い出してみませんか?
ただ、幼少期は同じような色にひかれる傾向が強いので、中学生以降の方がいいでしょう。
時系列で詳しく調べたいと感じた人は、横軸に人生の満足度、縦軸に年齢を取り、自分の人生を変えたと思える出来事をマークして、「人生の折れ線グラフ」を作り、その時代に好きだった色を記入してみるといいでしょう。
幸福だったときの色が同じならば、ぜひその色を身につけてみてください。気持ちによって好きな色も変わりますが、その逆に身につける色が性格や行動に影響を与えることも知られています。
原色に近い派手な色をよく着ているけれど、自分にとって幸福な時代はパステルカラーだったとわかったら、自宅や休日に身につける色を変えれば心持ちが違ってくるかもしれません。
好きだった色で性格を判断しよう!
さて、実際に年代ごとの好きな色がわかっても、それがどんな性格と関係性があるのかがわからないと面白くないでしょう。そこで『マンガでわかる色のおもしろ心理学』(ポーポー・プロダクション/ソフトバンク クリエイティブ株式会社)を参考に、好きな色と性格の関係について、簡単にまとめておきましょう。
黒
タイプ1
知的な生活を好み、洗練された生活を送っている。人を動かす資質を持つ。
タイプ2
人の目を気にしやすいが自信家も多く、頑固な部分を持っている。また何かに守られたいという欲求があることも。
白
タイプ1
恋愛にも仕事にも理想がある完璧主義者。目標に向かって努力を惜しまないタイプ。心優しい人が多い。
タイプ2
白の純粋さや美しさに憧れを持っている。多くの人の心にひっそりと印象を残したい。家族思いな人も多い。
グレー
穏やかな生活を望み、人生の障害をうまく回避するバランス感覚を持つ人が多い。相手を引き立てることもうまいのですが、ストレスには強くないかもしれません。
赤
活動的で行動力があり、情熱的で正義感も強いのですが、やや感情の起伏が激しい傾向が。赤を好む人は魅力的な人も多いのですが、愛情に飢えているときに選んでしまうこともあるようです。
ピンク
温和で優しい性格の人が多く、知的な教養度も高い傾向にあります。デリケートな性格で、他人に依存する傾向があることも。また、男性の目を気にした女性がピンクを意識することもあるようです。
青
グループ間の調和や協調に重きをおくタイプです。慎重派で計画性も高く、規律を重んじるまじめな人が多いようです。
紺
知的で人の上に立つタイプに好かれる色。起業家や教育者が好む色として知られています。
黄色
知的で上昇志向が強い人です。新しいものや変わったものが大好きで、好奇心が旺盛です。ただ飽きっぽいという面もあるようです。
緑
社会的意識が強くまじめです。周囲との調和にも気を遣うタイプですが、警戒心が強く、人を心からは信用しないことも。礼儀正しく素直で信念を大切にします。
オレンジ
頭の回転が早く社交的。開放的な人が多いようです。ただ競争心が強く負けず嫌いで、喜怒哀楽が激しい傾向にあるようです。
紫
なかなかつかみにくい複雑なタイプで、高貴な人物に見られたいといった願望もあります。
いかがでしょう。参考になりましたか?
過去の自分がどんな気持ちで、色を選択していたのかを、ぜひ考えてみてください。
監修:日本産業カウンセラー協会
参考:『マンガでわかる色のおもしろ心理学』/(ポーポー・プロダクション/ソフトバンク クリエイティブ株式会社)