【産業カウンセラーとは】働く人たちが抱える問題を自ら解決できるよう、心理的な手法を用いて支援するカウンセラーです。

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「産業カウンセラー」とは産業現場を中心に活躍し、働く人たちが抱える問題を自ら解決できるよう、心理的な手法を用いて支援するカウンセラーです。 ハラスメント、メンタル不調、人間関係や職場環境に関する問題の解決が喫緊の課題となっている今、その活躍がますます求められています。

「働く人の心ラボ」を運営する一般社団法人日本産業カウンセラー協会は、「心を聴くプロ」である産業カウンセラーを養成する日本で唯一の機関です。1960年の創立以来60年、産業カウンセラーの養成をはじめ、企業・団体向けの研修や相談、個人向けの電話相談など、その活動は多岐にわたります。
1971 年に始まった「産業カウンセラー」試験から現在まで、約70,000人の産業カウンセラーが誕生しており、カウンセラー養成にも長い歴史と実績があります。

※産業カウンセラーの呼称を使用して活動できるのは、当協会の資格試験に合格し、資格登録会員となられた方のみです。

産業カウンセラーの3つの活動領域

1.メンタルヘルス対策への支援

いま、雇用状況は相変わらず厳しく、多くの人の心の健康が脅かされています。個人および組織を対象としたメンタルヘルス対策への支援は緊急課題です。メンタル不調の予防から危機介入、職場復帰への支援、ストレスチェック(※)後のフォローなど産業カウンセラーの受け持つ領域は幅広くなり、産業カウンセラー協会は、働く人々のために研修やカウンセリング(面談・電話)を行っています。

2.キャリア形成への支援

社会の大きな変化とともに働く人々の意識や働き方は多様化しています。人生の節目毎の悩み相談をはじめとして、現実に仕事を選択するための相談や研修など個人のキャリア形成への支援の必要性が大きく広がっています。 産業カウンセラー協会は、働く人々のキャリア教育およびキャリア・カウンセリングなどを行うとともに、キャリア形成の支援を担うキャリアコンサルタントの養成にも力を入れています。

3.職場における人間関係開発・職場環境改善への支援

働きがいのある職場や、働きやすい職場をつくるためには、個人のコミュニケーション力等個の成長の促進だけではなく、職場環境を改善していくことも必須の要素です。産業カウンセラーは人と組織と協働し、グループファシリテーション能力の開発などの研修に加え、組織診断による職場環境改善の提案などを行っています。

※厚生労働省「心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の実施並びに面接指導結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」にもストレスチェック制度における産業カウンセラーの役割が明記されています。

自分に、組織に、社会に役立つ産業カウンセラー

さまざまな職業・年齢の方が受講しています。

マネージャー職(男性40代)➡心の問題を抱えるスタッフに対応するために
看護師(女性30代)➡患者さんの不安に寄り添えるようになりたくて
健康管理課(女性30代)➡社内に相談室を作る仕事を任されたので
介護職 (男性30代)➡介護の仕事に「傾聴」は必須です!
人事部(男性50代)➡定年後カウンセリングに関わる仕事ができたら・・・
社労士(女性40代)➡カウンセリングを学んで顧客サービス向上に生かしたい

人事・労務担当者、経営者、管理職、営業職、サービス業従事者、健康管理室・メンタルヘルス担当者、社会保険労務士、弁護士、保育・教育職、医療・福祉・介護職、就労支援職、個人事業主、公務員、NPO団体職員、専業主婦…等

共に学び、励まし合える仲間との出会いもこの講座の魅力です。

資格取得された方の声

・部下や同僚(時には上司からも)相談を受けることが増えた
・人事労務担当者として従業員との面談や社内研修で役立っている
・ハラスメント対応に生かすことができた
・メンタルヘルスや傾聴の社内研修講師ができるようになった
・自分の気持ち、考えを素直に受け入れられるようになった
・人とのコミュニケーションで、行き違いや誤解が減った
・チームワークが取りやすくなり、仕事の質や効果が上がった
・学びを続けた結果、カウンセラーとして独立できた
・職場改善について社内で具体的な提案ができるようになった
・会社に提案して相談室を開設した


産業カウンセラー養成講座を受講された方の声はこちらから。

産業カウンセラー養成講座とは

一般社団法人日本産業カウンセラー協会の「産業カウンセラー養成講座」は、カウンセリングの基礎である「傾聴」の態度・技法と、支援活動に必要な知識を学べる講座です。カウンセリング教育60年の実績を持つ独自プログラムにより、理論だけでなく、「現場で活かす」チカラを身につけることができます。

産業カウンセラー養成講座の特徴

●その1
すべての人の支援に必須「傾聴力」の習得
104時間に及ぶ面接の体験学習では、カウンセラー役・相談者役・観察者を体験します。相談者が自分の感情や思いを理解し、自ら決断し、行動できるように支援するための態度とスキルを実践的に習得します。

その2
実用性の高い「心理学・メンタルヘルスの専門知識」
45時間相当のe-Learningによる理論学習と2日間のライブ理論講義で、メンタルヘルスや産業組織心理学、労働関係法など、個人だけでなく組織の支援に活用でき、現場で役立つ専門知識を学ぶことができます。

●その3
人間関係・職場環境改善に活かせる「調整力」の習得
面接の体験学習では、グループワークや事例検討など、カウンセリングスキルだけでなく、コミュニケーション力を磨くカリキュラムが多数用意されています。仲間とのディスカッションを通じて「調整力」が身についていきます

産業カウンセラーについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

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