人間関係がよくなる話し方5つのコツ

人間関係において会話が重要なことは、よく知られています。しかし、どんな風に話せば人間関係が円滑になるのか、よくわからない人も少なくないでしょう。その具体的な方法について調べてみました。

大切なのは嫌われないこと

2020年ベストセラー『人は話し方が9割』(永松茂久/すばる舎)には、人間関係にプラスに働く話し方を具体的に紹介している書籍です。そこで「1つ覚えておいてほしいこと」として強調されているのが、

コミュニケーションにおいて、最も重要なことは、
「好かれる前に、まず嫌われないこと」

です。

人間関係はリカバリーが大変なので、人に嫌われないことがとても重要だと説いているのです。これにはうなずく人も多いことでしょう。そもそもイヤな印象を持った人とは、なるべく話したくないもの。つまり嫌われてしまうと、リカバリーする機会も与えられにくくなるのです。

では、どんな話し方が嫌われるのでしょうか? 順番にあげていきましょう。

①自分の話ばかりする
まず、自分の話ばかりしている人は気を付けましょう。誰もが自分の話を聴いてもらいたいもの。つまり自分の話ばかりする人は、相手にストレスを与えてしまいがちです。立て板に水のごとく自分の話をする人は、自分だけがスッキリとする一方で相手から嫌われてしまう可能性が高いのです。

嫌われないようにしたいなら、まず相手の話を聴いてみるように心がけてみましょう。

②「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」を繰り返す
話していると、どんどんテンションが下がってしまう人っていますよね。そんな人の特徴の一つが、「4Dワード」と呼ばれる「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」という言葉を使いがちです。
特に「でも」は要注意です。ネガティブトークになりやすいばかりではなく、相手の気持ちを害してしまう可能性があるからです。例えば、「今日のプレゼンうまくいったよね」と話しかけたとき、「でも、入りはぎこちなかったよね」と言われたらどうでしょう?せっかく気持ちよく話していたのに水を差された気分になるのではないでしょうか。
もちろん仕事などでは反省も重要ですが、相手が気持ちよく話している話題を、「でも」と一気にネガティブな話題にする必要はないでしょう。しっかりと相手の喜びの感情に寄り添い、肯定した上で「最初の入り方を工夫すれば、もっとよくなったかも!」といった形で話を進めていけば、お互いのテンションが下がることもないでしょう。

「どうせ」「だって」「ダメ」といった言葉は、何を伝えてもネガティブな反応しか返ってこないと思わせてしまう可能性があります。これらもなるべく使わないようにしましょう。

③他人の悪口を言う

このような話題を口にする人に面と向かって反対する人は少ないかもしれません。しかし他人の悪口を言う人は警戒されます。自分がいないとき、同じように自分の悪口を言うかもしれないと思うからです。

もちろん他人の悪口は気持ちよいものではありません。誰かが悪口を言い始めたからといって、安易に同調して悪口を言わないようにしましょう。

④余計な一言を言わない
余計な一言で相手の気持ちを害してしまう人はいるものです。当人に悪気がない場合は、何が余計だったのかを理解していないだけに、そうした習慣を矯正するのが難しくなります。
『人は話し方が9割』は、この「余計な一言」を否定的な言葉だと説明し、相手の感情に寄り添うよう言葉を発すれば、相手を傷つけないし、「余計な一言」を発することにもならないと書いています。

例えば「犬が好きなんだ」と言われたのに、「犬は嫌いだよ!」と答えてしまうと相手の感情を害してしまいます。ところが「そうなんだ! 好きなんだね」と相手の感情に寄り添えば、会話は続きます。
犬が好きかをたずねられたときにも、「飼っていないからわからないけど、あなたが言うんだから可愛いんだろうね」と言えば、良い気持ちのままに会話を続けることができるのです。

⑤上から目線でアドバイスする
上から目線のアドバイスは、嫌われる代表的な話し方の一つです。多くの人は会話で解決策を求めていません。気軽な会話は「ただ聞いてほしいだけ」のことも多いのです。しっかりと聴いて、相手がストレスを発散できるようにしてみましょう。
「どうしたらいい?」とたずねられたら、こんな方法もあるといった形で解決法を示すのもいいかもしれません。

コミュニケーションについて、興味のある方はこちらもご覧ください。

参考:『人は話し方が9割』(永松茂久/すばる舎)

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