新入社員として初めて出社する日、異動して初めてのあいさつの日、取引先と初めて会う日など、ビジネスシーンには「初めて」の日がたくさん。第一印象で女性の印象を左右する、ブラウスの色について解説します。
- 絶対に失敗できない、初対面の日にふさわしいブラウスやシャツとは?
- フレッシュさを表現するなら、やっぱり白一択
- 若々しさや清潔感を与える水色
- 知性をアピールしたいなら緑
- 優しさを彷彿させるピンク
- 落ち着きを与えてくれるブラウン、ベージュ
- 控えめなイメージのあるグレー
- 新しい自分の発見を楽しんで!
絶対に失敗できない、初対面の日にふさわしいブラウスやシャツとは?
初対面の日には、「絶対に失敗できない!」と、ファッションに気を配ることありませんか?でも、服を選ぶ基準が、「自分に一番似合う服だから」「奮発したから」「店員さんに勧めてもらったから」という理由では、自分のテンションは上がっても、相手にいい印象を与えるかまではわかりません。
せっかくなら、イメージアップが叶う服を選びたいものです。顔周りの印象を決めるブラウスやシャツで、印象操作を行いましょう。色彩心理学の観点から、どんな色が相手にどんな印象を与えるのかをご案内します。
フレッシュさを表現するなら、やっぱり白一択
新人としてあいさつをする日には、白のブラウスやシャツがダントツでおすすめです。純粋さを象徴する白は、まだ何色にも染まっていない初々しさを印象付けることができます。「考え方がニュートラルでフレッシュです」というメッセージ性も伝えられるでしょう。
若々しさや清潔感を与える水色
白の初々しさとはまた違ったフレッシュな印象を与えるのが、水色です。若々しさや清潔感を与えながらも、誠実さや信頼感を印象づける色とも言われていることから、取引先へ新担当者としてあいさつに行くときなどに有効です。新人ながらしっかりしているというイメージを、先方に与えることができます。
知性をアピールしたいなら緑
高い専門知識を必要とする職場へ初めて出勤する日には、グリーンを選んでみませんか。緑は人に癒しや安らぎを与える効果があるほか、知的さを象徴する色とも言われています。「この人に任せれば大丈夫そう」と、信頼感を一挙につかむことができそうです。引き抜かれ、突然管理職につくときや、ある分野のベテランやプロフェッショナルとして現場に入るときにはとくに有効かもしれません。
優しさを彷彿させるピンク
ふんわりとした優しい印象のあるピンクは、人間関係を円滑に進める色でもありますから、とくに職場の人に支えてもらいたい、コミュニケーションを密にしていきたいと考える人におすすめの色です。ただ、ビビッドなピンクは挑戦的に見えるので逆効果。ペールトーンを選びましょう。
落ち着きを与えてくれるブラウン、ベージュ
茶系の色は、人に落ち着きを与えてくれます。濃いブラウンからペールトーンのベージュまで、茶色にはさまざまなバリエーションがありますが、より年上に見てもらいたいときには、濃い色を選ぶのがいいでしょう。
童顔で、見た目の幼さから軽く見られることに悩んでいる人には、ブラウンがとくにおすすめです。ただ、幼い人にはえてしてブラウンが似合わないことが多々あるのも事実。さまざまな色味のブラウンを試して、自分に合うブラウンを選びましょう。また、年上の部下が多い環境で管理職に抜擢されたときにも、ブラウンが効果を発揮してくれそうです。
控えめなイメージのあるグレー
白と黒の中間色であるグレーは、ものを語りません。ブラウンのような温かみのある落ち着きではなく、沈着冷静、まじめといった印象を与えます。会計など、とくにお金を扱う部署へ配置になったときには、グレーが好印象でしょう。一方で、広報や営業職でグレーのブラウスを選ぶと、硬く親しみにくい印象につながるので気をつけたいところです。
新しい自分の発見を楽しんで!
女性のブラウスは色味が豊富なので、苦手な色だと思っても、さまざまな色味を試着すればきっと自分にぴったりの一着が見つかることでしょう。例えば緑は日本人の肌の色をあまりきれいに見せないとして敬遠されがちですが、やさしいペールトーンや光沢のある素材を選べば、顔周りがより明るくなることでしょう。
「試着してみたら、意外と似合う!」と、新しい自分を発見できるのもまた、カラーのマジックですね。真新しい服は、力を与えてくれます。自分の印象をプラスに盛り立てるカラーを選んで、ファーストコンタクトを成功させましょう。
参考:『はじめて読む色彩心理学』(秀和システム)