その恐怖は本物?「怖い」「苦手」だと思ったときに確認したい6つの「認知のゆがみ」

仕事などで「怖いな」とか「苦手だな」と感じて逃げていることはありませんか? それはもしかしたら「認知」に問題があるのかもしれません。現実をしっかり把握できない6つの「認知のゆがみ」を紹介します。

  1. 車の旅行と飛行機の旅行、どちらが怖い?
  2. チェックしたい6つの「認知のゆがみ」

車の旅行と飛行機の旅行、どちらが怖い?

突然ですが、車で旅行するのと、飛行機で旅行するのでは、どちらが怖いと思いますか?飛行機の場合、墜落すれば生存の確率はかなり低くなるので、飛行機の方が怖いと思う人もいるかもしれません。

しかし実際には、飛行機事故で亡くなる確率は約1100万分の1なのだそうです。一方、自動車事故で亡くなる確率は約1万分の1。統計上は飛行機事故で亡くなる確率の方が圧倒的に低くなります。

しかも旅客機の操縦士はかなり厳格な試験を突破して操縦士の地位を得ていますが、車の免許を持っている人の中には運転が上手でない人や無謀な運転をする人も含まれています。

とはいえ自動車事故で亡くなる確率が、飛行機事故の1100倍あると聞いて、ちょっと信じられないと感じるのではないでしょうか。それは物事や世界の捉え方である「認知」に問題があるのかもしれません。

例えば飛行機事故の映像などをニュースで見て、自分も遭遇するかもしれないと感じてしまったりしたのかもしれません。米国では9・11の後、飛行機を乗ることを控えた人が多かったようです。

人は真っ先に頭に浮かんだ出来事を過大に評価する傾向があると言われています。飛行機から飛行事故を連想すると、どうしても危険度が高いと思い込んでしまうようです。

チェックしたい6つの「認知のゆがみ」

じつはビジネスでも同じようなことが起こっているのかもしれません。ついつい後回しにしてしまうような苦手意識なども、勝手な思い込みによるものかもしれません。

認知のゆがみの理論は飛行機事故など、規模の大きな漠然とした不安だけに適用されるものではありません。福井至・東京家政大学教授監修の『図解 認知のゆがみを直せば心がラクになる』(扶桑社ムック)などの書籍にも書いてある通り、ビジネスなど日常生活の心のありようも説明することができるのです。

「認知のゆがみ」は、いくつかのパターンがありますので、自分の認知のゆがみをチェックしてみましょう!

①オールオアナッシングの思考

物事を白か黒かで割り切っていませんか?ちょっと嫌な部分があったとしても、その人やその仕事は全面的に遠ざけるべきものではないかもしれません。白と黒の中間、グレーを足していくことで、「絶対にイヤ」と感じなくなるかも!

②過度な一般化

たった一度の悪い出来事を大きな不幸が続く始まりと考えていませんか?その仕事で失敗したから、もう絶対に触れたくない。それはたまたま出会いが不幸だっただけかもしれません。もう一度チャレンジしたら、イメージが変わるかも。

③心のフィルター

たった1つの小さな悪い出来事を思い出いだし、そればかりを考えて、ついには「現実」全体が危険で暗く思えてしませんか? 嫌なことにとらわれ過ぎると、ついつい暗い気分になったりすることがありますが、とらわれから解放されれば、そんな悪くない日常かもしれません!

④プラス思考の失墜

良いことがあっても、理由をつけて「そんなものは勘定に入らない」と拒絶していませんか?思った以上に良いことが起こっているのかもしれません。もう一度、周りを見回してみましょう。

⓹飛躍的結果

何かあると、何の確証もないのにすぐにそれを悪い意味に解釈してしまっていませんか?部長が顔をしかめたのは、あなたのミスに嫌気がさしたのではなく、自分の体調が悪かったのかもしれませんよ。

⑥感情的理由づけ

自分の気持ちは事実を反映していると思い込んでいませんか?「こんなにやりたくないのだから、この仕事は失敗に向かっている」といった考え方は間違っているかも。

こうした認知のゆがみのパターンから、自分の周りにある問題を捉えなおしてみませんか? 意外な認知のゆがみに気付くかもしれません。

参考:『毎日使える、必ず役立つ心理学』(サラ・トムリー 著/河出書房新社)

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