助けて~! なぜか片付けられない人におすすめする、たった一つの心理学

仕事はキリっとやれているのに、家へ帰ると部屋の中は荒れ放題……とても他人に見せられる状態じゃないと悩んでいる人はいませんか。じつは、たった一つの心理学を利用するだけで、きっと部屋がだんだん片付いていきますよ。

  1. 「夜寝る前にやろう」は厳禁って知ってた?
  2. 午前中は善人?「朝の倫理効果」実験
  3. すがすがしい朝、疲れがなく時間が限定されているうちに片づけを
  4. ゴミの日の朝に片づけをして、捨てられるものをドカンと捨てよう
  5. 帰宅のたびに片付いているのが嬉しくなってくる

「夜寝る前にやろう」は厳禁って知ってた?

「片づけられない社会人」は、年々増えているといわれています。片付けのコツに関する本などを読んで実践しようとしているのに、なぜかうまくいかないという人は、心理学を上手に活用しましょう。

片付けは、何かを行った後に生じる作業です。よって、学校でも職場でも、家に帰る前に教室やデスクを片付けますよね。この習慣をもとに、夜寝る前にある程度片づけをと考え、実践しようとしている人は多いと思います。しかし、片付けに関しては、「夜寝る前にやろう」は厳禁なんです。ある心理実験が、それを物語っています。

午前中は善人?「朝の倫理効果」実験

ハーバード大学のコウチャキ博士らは、62名の大学生を対象に、ある課題を行ってもらいました。その課題は、正直に答えればそれなりの報酬があります。その一方で、ウソをついてちょっとした不正を行えば、よりたくさんの報酬をもらうことができます。課題を行う時間帯を午前と午後に分け、どちらの時間帯のほうが、不正者が多く出るかを確かめました。

その結果、午前中に課題を行ったグループよりも、午後に課題を行ったグループのほうが、不正をして報酬を多く受け取る傾向があることがわかりました。不正者は、なんと二割も増えたといいます。 コウチャキ博士らはこの実験結果をもとに、「朝のほうが人はモラル意識が高い」と結論付け、この作用を「朝の倫理効果」と名付けました。

すがすがしい朝、疲れがなく時間が限定されているうちに片づけを

午後になると人はなぜウソが増えるのか。コウチャキ博士らは、午後になると人は疲れが出始め、道徳的な行動をするのもおっくうになってくるのではないかと考察しています。ということは、夜寝る前なんて本当に疲れている時間帯ですから、片づけをするのは午後よりはるかに難しいですよね。寝る前に「部屋をきれいにしよう」と思い、それを実行に移すこと自体が困難なのです。片付けが苦手な人にとってはなおさらでしょう。 すがすがしい朝、まだ心身ともに疲れのないうちに、部屋を片付けてみませんか。部屋を美しく保ちたいと思える気持ちがキープできるうちに、整理整頓を行うのです。また、出かける前は時間が限定されていますから、片付けがはかどる可能性が高まります。

ゴミの日の朝に片づけをして、捨てられるものをドカンと捨てよう

とくにおすすめなのが、ゴミの日の朝に片づけを行うことです。片付けの苦手な人は、要と不要の分類が苦手であることが多いものです。しかし、確実に捨てられるものはあるはず。そして、朝一番のさっぱりした頭で考えれば、「これは捨てるべき」と思えるものが次々と出てくる可能性が高まるかもしれません。 そう、「片づけよう」が無理なら、「いらないものは捨てよう」でもいいのです。ゴミの日の朝に捨てるものをゴミ袋に入れれば、あとはそのゴミ袋をゴミ捨て場へ置いて出かけるだけ。ビニール袋に入れたまま部屋に放置してしまうと、ゴミの日を忘れてそのままになってしまったり、「やっぱり必要かも」と袋からモノを取り出してまた散らかってしまったりするかもしれません。片付け後、すぐにゴミ袋を家から出せるゴミの日なら、袋をそのまま放置したり、後でまたモノを取り出したりという心配はないでしょう。

帰宅のたびに片付いているのが嬉しくなってくる

朝に片づけを行う利点は、もう一つあります。それは、帰宅するとスッキリした部屋が待っているということです。少しずつでも、帰宅のたびに部屋がきれいになっていたら嬉しいですよね。この嬉しい気持ち、スッキリした気持ちが実は大事なのです。

部屋に帰ってくると明るい気持ちになるという経験が続けば、片付けられないことで悩んで自信がなくなっていた人は自信も徐々に戻ってくることでしょう。心が元気になれば、片付ける気力もまた湧いてくるはず。気力、体力さえ充実すれば、きっと朝に限らず「片づけよう」と思えるようになりますよ。

参考:『ココロの謎が解ける50の心理実験』(王様文庫)p.16

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