これだけは覚えておきたい!気持ちがわかる「しぐさ」6選

言葉は取り繕っても、気持ちがしぐさに出てしまうことは珍しくはありません。ただ、そのメッセージを読み取るのは容易ではありません。そこで、知っておきたいしぐさを厳選してお伝えします。

相手の気持ちを察するのに長けていない人でも活用可能

他人の気持ちを読み取るのが上手な人がいます。言葉にならない想いを、ちょっとした動作から読み取り理解する。他人の気持ちがわかりたいと思う人も多いと思いますが、しぐさから感情を汲み取ることは能力の一つでもあり、簡単には身に付くものではないでしょう。

ただ、それほどの観察力がなくても、気持ちを表す特徴的な動作を覚えておくことで、相手の気持ちを察することができるようです。

元FBI捜査官が書いた『「しぐさ」の実践解読辞典407』から頭に入れておきたいしぐさを厳選したので、日常生活で活用してみてください。

①首をもむ

この動作は、何かに悩まされている人に見られるしぐさです。悩んでいるしぐさは他にもいろいろありますが、この動作を覚えておかなければいけないのは、「悩んでいる人だけ」に見られるものだからだそうです。

つまり首をもんでいる人がいたら、「どうしたの? 元気ないみたい」と声をかければ、高確率で困っている人に一声かけたことになるのです。もちろん、そこから心配事を相談されるかどうかは関係性にもよるでしょう。ただ「元気のない自分を心配してくれている」というメッセージは、相手に確実に届くことでしょう!

②指先を熊でのようにして何度も胸をこする

このあまり見かけない動作は、

「不安を示す指標としてとても信頼性が高く、パニック発作の前兆の場合もある」

と書かれています。この動作の特徴は、指先が曲がっていること。

強い不安に襲われたときの動作として覚えておき、見かけたら「大丈夫ですか」と声を掛けるのもいいかもしれません。かなり特徴的な動作なので、見間違いがえることも少ないのではないでしょうか。

③まぶたを触る

これも覚えておきたい動作の一つです。このしぐさは、誰かが言ってはいけないことを言ってしまった場合に起きるようです。

つまり誰かが発言しているときに、その話を聞いている人がまぶたを触り始めたら、何が不適切な発言だったのかを考える必要がありそうです。特にビジネスの現場で、自分にとっては気にならない発言だったのに、周りの人がまぶたをいじり始めたら、自分の知らない事実があるかもしれないと疑った方がいいのかもしれません。

④足首をかく

緊張した状況で足首をかいた人がいたら、ストレスを感じている証拠。犯罪捜査の尋問でも難しい質問がきたときに、この動作をやることがあるそうです。

かなり目立つしぐさなので、この動作を見逃すことはないでしょう。

⑤指先を広げて手の平を下に向ける

身の潔白を主張する動作です。指を大きく広げて伝えるときは、より偽りのない気持ちを表現しているそうです。このしぐさを覚えておく意味は、嘘をついている人が身の潔白を主張したいときに、ぎこちなくこの動作をしてしまうことがあるからです。

つまり「私はやっていません」といった言葉とともに、このしぐさが見られたら、その人が自然に振舞っているように見えるかどうかを考える必要があります。なんか違和感を覚えたら、本当なのかウソなのか疑ってみていいのかもしれません。

⑥会議中に目を閉じる

眠っているのではなく、会議中に目を閉じてなかなか開けないようなら、それは何か問題がある合図です。目を開けるまでの時間が長いなら、より深い心配がある証拠だそうです。

クライアントが会議の中で、こんな動作を繰り返していたら、どんな問題が起こっているのかを把握するように努めしょう。

事前に頭に入れておけば、どれもわかりやすい動作ばかりです。心の声があふれ出した「しぐさ」かもしれないので、慎重に対処してみてください!

参考 『FBI捜査官が教える「しぐさ」の実践解読辞典407』(ジョー・ナヴァロ 著/河出書房新社)

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