ダイエットには色彩心理学を取り入れよう! 色の印象がもたらす効果をうまく使う方法

飽食の時代、「痩せたい」という人々の願いは切実です。にもかかわらず、ダイエットに成功する人よりも失敗する人のほうが多く、これまでさまざまなダイエット法が流行しては消えてきました。「ダイエットが続かない」というあなた、色彩心理学を上手に取り入れてみてはいかがですか。色印象を巧みに使って、自分をコントロールしましょう。

  1. 何をやっても続かないなら、そのダイエットに色彩心理学をプラス
  2. 食事制限に効果的な青や水色
  3. ただし、色を使って食事がまずく見えるようにするのは逆効果!
  4. ジョギングやジムの前にやる気を高める赤系
  5. 「膨張色」「収縮色」に根拠なし?
  6. 膨張を避けるファッションはコントラストのきいたバイカラー
  7. 単色パジャマは自分への戒めに効果的
  8. 色のマジックで、ダイエットの意欲アップを!

何をやっても続かないなら、そのダイエットに色彩心理学をプラス

「食事制限が続かない」「一日雨が降ってジョギングをサボると、連続してサボってしまう」「高いお金を出してジムに入会したのに、全然行けてない……」というあなた。あなたがダイエットに失敗しているのは、ダイエットがあっていないから? いや、何をやっても続かないからかもしれません。

逆に言えば、どんなダイエット法であっても、続ければ必ず成果が出るはずです。まずは、続けることが大事なのです。「そんなことはわかってるんだ、でも・・・」という人は多いのではないでしょうか。そんな人は「続ける」ための努力を、色彩心理学がサポートしてくれます。

食事制限に効果的な青や水色

まずは、食事制限をかなえてくれる色の紹介をしましょう。青や水色には鎮静効果があり、食欲を減退させてくれる色として知られています。街を見渡してみても、ファーストフード店やファミレスなど飲食店の看板には、青や水色はみられませんよね。青を選ぶと、食欲を抑制してしまうからなのです。

ランチョンマットやカーテンなど、ダイニングに使うインテリアに青を取り入れると、「あと、もうちょっと食べたい」と思う気持ちを抑えてくれる効果が期待できます。意識的に青や水色を使い、落ち着いて食事ができる環境を整えましょう。

食卓に青を使うことのデメリットとして、「神経が静まってしまうので胃も活性化せず、消化が促されない点ではダイエットに向かない」とする専門家もいます。でも、まずは食欲を抑えたいという気持ちがありますよね。しっかり噛んでゆっくり食べれば、消化も促されますよ。

ただし、色を使って食事がまずく見えるようにするのは逆効果!

青系が食欲を減退させる効果を使って、ご飯やカレーを食品用の染料で青く染める過激なダイエッターすらいます。でも、食事そのものの色味を変えてしまい、まずく感じさせるのは逆効果。少量でもおいしいものを食べないとどんどんストレスがたまり、暴飲暴食に結びついてしまいます。

また、「青いごはん」がまずそうに見えるのは、「慣れ」の問題もあります。チョコレートは茶色をしているのが通常ですが、青色にコーティングされているポップなチョコだって、違和感なく食べられますよね。青いごはんを日常的に食べていると、だんだんそれが普通になり、平気でおかわりできるようになってしまうかも。無理に食事の色を変えるのはやめましょう。

ジョギングやジムの前にやる気を高める赤系

食事制限とは真逆のテンションが必要なのが、運動を行うときです。やる気を高めるには赤やオレンジなど、赤系の色が効果的とされています。赤色が脳に刺激を与えて興奮させるため、「よし、やるぞ」と思わせてくれるからです。

ブルーを基調とした食卓とは対照的に、玄関周りには赤系のものを置きましょう。トレーニングウェアやジム通いのバッグを、赤やオレンジでそろえるのもいい手です。気持ちを静めなければならない食事の時間から、気持ちを切り替えて運動に励むことができますよ。

「膨張色」「収縮色」に根拠なし?

ダイエッターであれば誰でも、ヤセて見えるファッションに気を配りますよね。「身体が引き締まって見えるのは黒や紺など寒色系」「膨張して見えてしまうのはピンクや黄色などの暖色系」といった情報を得て、服装に取り入れる人は多いでしょう。

でも、色彩心理学的に見れば、色合いではなく明度の差が、目の錯覚に関係しているようです。日本の心理学者、大山正氏と南里礼子氏が、心理実験でそれを明らかにしています。

両氏はさまざまな色の円形を実験参加者に見せて、見かけの大きさを比較してもらいました。もしも膨張色と収縮色があるのであれば、同じ大きさの円形でも、色によって大きく見えたり、小さく見えたりするはずです。しかし、色の違いが原因で円形の大きさを錯覚していると結論付けられるような結果は、得られませんでした。そして、色よりもむしろ明度の違いが大きさを錯覚させるという結論に至ったのです。

膨張を避けるファッションはコントラストのきいたバイカラー

身体がすっきり見えるファッションとして黒が多用されますが、特に効果のないことが、先の実験からわかります。むしろ、黒は「重い」という印象を与えてしまう色なので、体の大きい人が黒を身にまとうと、かなり重厚感を感じさせることになってしまいがちです。

よって、膨張を避けたいのであれば、明度の高いコントラストを大事にしましょう。黒と白、濃いブルーや赤と白といった、パッキリとした色彩のファッションを心がけるのです。あわせて、ストライプ柄を取り入れるなど縦ラインを意識すれば、よりすっきりと見せることができますよ。

単色パジャマは自分への戒めに効果的

一方で、「最近、ダイエットへのやる気がなくなってきたな」と感じたら、部屋着を単色のスウェットなどにして、毎日鏡を見るのが有効です。コントラストが生まれない分、ありのままのボディラインが目に入るので、「このままではいけない!」と危機感をあおることができるでしょう。

色のマジックで、ダイエットの意欲アップを!

色彩心理学を取り入れれば、日々のダイエットとファッションに、いい影響を与えてくれます。とくに、食事制限と運動の繰り返しは、意欲減退と向上を繰り返さなければならず、心にとっては非常にハード。色の効果を使って、望む方向へ自分のモチベーションを高めていけるようにしましょう。お金をかけずに、ヤセる効果を実感できますよ!

参考:『色彩心理学入門』(中公新書)p.207

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