テレワークで働く人も多くなっていることでしょう。しかし思いのほか気合が入らなかったり、オンとオフの切り替えが難しいと感じることもあるのではないでしょうか?解決法をご紹介します。
誰でもできる能率アップ方法5選
テレワークではサボる社員よりも、仕事をし過ぎる人の方が多いとも言われますが、イマイチ気分が乗らないときがあるのも事実でしょう。気持ちの切り替えができなかったり、モチベーションが上がらなかったするときの対策方法を『ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣』(大平信孝・大平朝子 著/サンクチュアリ出版)から紹介していきましょう。
①ダラダラ休息を付せんで防ぐ
ちょっと5分だけ休憩しようと思ったのに、気づいたらネットサーフィンをしていたなんてことはありませんか? 煮詰まったときの気分転換は集中力を上げるために重要ですが、仕事モードに切り替わらない問題も。
そんな人におすすめしたいのが、休息前に「いますぐ。○○する」という付せんをモニターに貼っておくことです。しかも内容は10秒で着手できるようなことを選択してください。メールや書類を見るといった内容が適当でしょう。
明確なコマンドが目に付くところにあれば、仕事モードに戻りやすくなるそうです。映像などの「一時停止」が、完全な「停止」より素早く起動するのと同じように、完全に仕事モードが切れないように工夫しましょう。
②上司の写真でシャキッとする
仕事がはかどるのは適度に集中しているときです。そんな適度な緊張感を作り出すのに、上司の写真が有効かもしれません。ただ、顔を見るのも嫌だと感じるなら、自分の理想の上司の写真を見るのもいいのではないでしょうか。
他人の目が行動を変えていくことは、心理学でも知られています。自分を仕事に駆り立てる人の写真を使って、仕事を片付けていきましょう。
③自分を責めてしまうときは誰かと話す
新型コロナウイルスが問題になる前には、気分が落ち込んだときに友人と一緒にお酒を飲んだりした人も多かったでしょう。しかし外食もままならない状況ですから、なかなか気分転換に一杯というわけにもいきません。
こうした環境でネガティブな心境になってしまうと、気持ちの切り替えが難しくなります。
そこで自分の話を聴いてくれる友人に電話をかけてみましょう。話すことで、マイナスの気持ちも手放すことができるはずです。いろんな人が孤独を感じている状況でもあるので、勇気を出して電話するのもいいかもしれませんよ。
④人間関係に疲れたら生き物に接する
いろんな人の緊張感が高まり、人間関係がギスギスしているなと感じることもあるかもしれません。そんな日々の人間関係に疲れてしまったら、「生き物」に接するとエネルギーを回復できるそうです。
・植木に水をやる
・花瓶の水を替える
・熱帯魚を眺める
・外の緑を眺める
・鳥の声に耳をすませる
『ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣』によれば、こうしたことに果があるそうなので、試してみてください。
⑤心配を引き出しにしまう
先の見えない不安に悩むことも少なくないでしょう。これだけ大規模な災害が起きているのですから、それは仕方ないことです。しかし、いろいろと気になって仕事が手につかないのでは問題です。
そうした人は、自分が心配に思っていることや、気になっていることを紙に書き出して、机の引き出しにしまうのがおすすめです。実際に「心配」を書き出して、机にしまうことで、かなり頭の中が整理されます。
心配を手放せば、今に集中しやすくなります。不安の多い日々にこそ活用したいルーティンです。
今日はすぐにでも活用できる問題の解決法を、『ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣』(大平信孝・大平朝子 著/サンクチュアリ出版)からお伝えしました。この本には50個もの問題可決方法が掲載されています。いまいち仕事が進まないと感じている人には、おすすめかもしれません。
メンタルヘルスやコミュニケーションに興味のある方はこちらをご覧ください。
参考:『ダラダラ気分を一瞬で変える小さな習慣』(大平信孝・大平朝子 著/サンクチュアリ出版)