孤独を感じたときに試したい4つの対策

孤独だと感じてしまうことはありませんか?SNSでつながっている人はいるものの孤独感が押し寄せてくる。「いったいどうすればいいんだろう?」と思ってしまいますよね。そこで孤独への対策について調べてみました!

  • 孤独は健康に悪影響
  • 一人時間の過ごし方も重要
  • 孤独感を弱める4つの方法

孤独は健康に悪影響

孤独が健康に悪い影響を及ぼすことは、さまざまな研究結果から明らかになっています。孤独感に関連する148件の過去の研究(被験者の合計30万人)を分析した結果、孤独感のきわめて強いグループは、早死の代名詞ともいえる「喫煙者」や「肥満」のグループより死亡率が高かったそうです。肥満グループと比較すると、死亡率が2倍にのぼったそうで、孤独が健康に与える影響の大きさがわかります。

また、11歳のときにIQテストを受けた人に、79歳のときにもう一度IQテストを受けてもらうという実験では、交友関係があり、自分が支えられていると感じている人たちは、認知機能や知力を維持できていることが判明したのです。

健康のためにも、能力の維持のためにも孤独感を抱かないような生活を送ることが大切なようです。

一人時間の過ごし方も重要

ただ近年の研究では、一人で居ることと強い孤独感にさいなまれることは同じではないこともわかっています。一人でも孤独を強く感じないケースもあるということです。

電子機器を持たず15分間椅子に座って孤独を味わい、その後に感情を測定する実験が行われました。結果、15分間孤独に座ることで激しい感情が消え、気分が落ち着いたことで強い孤独も感じないようになったそうです。その15分間にポジティブな想いを巡らすようにしても、読書をしても、リラックスした気分になる傾向は変わりませんでした。

孤独な15分は孤独感を減らす方向に働いたことがわかったのです。

もし現在、強い孤独感にさいなまれているなら、スマホなどの電子機器の電源を切って、読書をするなり、ポジティブなことを考えてみるといったことをするのもおすすめです。

心が落ちついて、孤独感が軽減するかもしれません。

孤独感を弱める4つの方法

孤独感が強まったのは、先進国の共通の問題といえるかもしれません。米国の調査によれば、1980年代の米国人には親友が3人いたそうですが、2000年代には2人に減ったことがわかっています。しかも米国人の4人に1人が親友の数を0人と答えているのです。

この原因はハッキリしません。長い通勤が地域のコミュニティーを弱めた、インターネットに多くの時間を割くようになったという指摘はありますが、いずれにしても複合的な要因なのでしょう。

そうした社会的な環境の変化に立ち向かうには、何らかの行動が必要です。そこで孤独感を抑える方法を紹介しましょう。

①ペットをなでる

「幸せホルモン」ともよばれるオキシトシンは、幸せな気分になり、他人への信頼感が増す神経伝達物質です。このホルモンはペットをなでるだけでも放出されることがわかっています。ペットを飼っていないなら、動物と触れ合える場所に出かけてみましょう。

②電話をかけてみる

友人に電話をかけてみましょう。コロナ禍でなかなか人に会えない状況ですが、そうした中で孤独を感じている人は少なくありません。たまには自分から電話をかけてみるのもいいかもしれません。

③Webで飲み会を開く

実際に会わなくても、姿を見て話し合えるだけで孤独感は減っていくものです。実際に開催すると、意外に面白いという声も多いWebの飲み会を体験してみるのもいいでしょう。

④趣味の友達を探す

近年、「推し」を見つけて活動することが流行っています。同じ趣味を持っている人同士ならば、友情を深めやすいことは心理学でも明らかになっています。同じような趣味の人を探すのに、インターネットは有効です。

日々の生活に使える心理学の活用法に興味のある方は、こちらもご覧ください。

監修:日本産業カウンセラー協会

参考:『脳が冴える最高の習慣術』(マイク・ダウ/大和書房)/「Pure Solitude, Away From Devices, Is Calming: New Research」(Bella DePaulo Ph.D./Psychology Today)

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