ビジネスの成功のカギは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン!

「自分は話下手だから商談が不得意」と思い込んでいませんか?質問の仕方ひとつで、その場の会話をたちどころにリードできるのです。オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い方を知って、ビジネス上手になりましょう。

  1. オープンクエスチョンとは
  2. クローズドクエスチョンとは
  3. オープンクエスチョンが有効なシーン
  4. クローズドクエスチョンが有効なシーン
  5. フルとセミで4分割もできる
  6. 質問力があなたを変えるかも!?

オープンクエスチョンとは

オープンクエスチョンとは、「はい」か「いいえ」の二択ではなく、相手に自由に答えてもらう質問のことです。「こちらの商品については、どう思われますか?」「どんなところへ旅行に行きましたか?」といった質問の仕方が、オープンクエスチョンになります。

クローズドクエスチョンとは

クローズドクエスチョンとは、「はい」か「いいえ」の二択で答えてもらう質問のことです。「こちらの商品の使い心地はいいですか?(「いい」か「悪い」かの二択)、「最近、どこかへ旅行に行きましたか?」(「行った」「行かない」の二択)などが、クローズドクエスチョンです。

オープンクエスチョンが有効なシーン

ビジネスでオープンクエスチョンが有効なシーンは、例えば次のような場面です。

・商談前の雑談

例えばエレベーターの中や、担当者を待っている最中。何か話さなければ、と焦っているなら、相手に話をしてもらいましょう。「先週末は、何をされて過ごしました?」「そういえば、ご趣味って何でしたっけ?」と質問し、相手に話をしてもらい、会話を広げていきましょう。

・本音を探りたいとき

相手の本音を探りたいと考えたら、回答が限定されてしまうクローズドクエスチョンより「どう思います?」といったオープンクエスチョンで、相手の反応を待ちます。多少、答えに時間がかかっても焦らないで!

・自分では見えない問題点を見出したいとき

ビジネスがうまくいかないときは、見えないところに問題点が潜んでいる可能性があります。自力で見えない問題点は、相手に見つけてもらいましょう。「この商品に問題があると思いますか?」では、「いいえ」と言われて終わり。「この商品の、どこが問題だと思いますか?」と聞いて、相手が答えなければならない雰囲気を作りましょう。

・相手に考えてほしいとき

部下を育成するときなどにも、オープンクエスチョンは有効です。「この契約を取るには、どうすればいいと思う?」と質問して、相手に考えてもらいましょう。「この契約、取れる?」と聞いてしまうと、「取れます!」と言われるだけかもしれません。

クローズドクエスチョンが有効なシーン

ビジネスでクローズドクエスチョンが有効なシーンは、例えば次のような場面です。

・会話のきっかけを探りたいとき

「どんな話題なら、この人は気に入ってくれるだろう?」と、まだまだ手探り状態の初対面などでは、クローズドクエスチョンが有効です。「旅行はお好きですか?」「猫派ですか、犬派ですか?」「携帯はiphoneですか?」など。そこから会話が広がる気配がしたら、オープンクエスチョンに切り替えていくとよいのだそうです。

・会話をリードしたいとき

自分が会話をリードしたいときは、「はい」「いいえ」で答えられる質問を繰り返しましょう。相手は質問に答えることを優先させ、ほかの答えを考えにくくなります。

・早く帰りたいとき

商談中、時間に余裕がなくなってきたら、オープンクエスチョンをクローズドクエスチョンに切り替えましょう。主導権を握り、速やかに商談を終えることができるはずです。

・クロージングのとき

商談のクロージング中には、絶対にオープンクエスチョンを投げかけてはいけません。「まとめ」に入っているのに、まとまらなくなるからです。「~~ということで、よろしいですね」を繰り返し、サクっとまとめましょう。

フルとセミで4分割もできる

弁護士の谷原誠氏は、著書の中で「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンには無数の段階がある」としたうえで、例えば次のような4段階が考えられると書いています。

・フルオープンクエスチョン

「この本はどうですか?」

・セミオープンクエスチョン

「この本を読む目的は何ですか?」(目的により制限)

・セミクローズドクエスチョン

「この本の内容を仕事上どのような場面で活かしたいですか?」(仕事と場面の制限)

・フルクローズドクエスチョン

「この本は好き?それとも嫌い?」

質問に強弱をつけることで、その場を絶妙にリードできるようになるそうです。

質問力があなたを変えるかも!?

質問の仕方を工夫するだけで、ビジネスシーンをうまく回すことができるなら、ぜひとも質問力を鍛えたいと思いませんか。しかも意識しなければならないのは、「オープンか、クローズか」の1点だけ。会話が苦手だという人でも取り組めるのではないでしょうか。

質問力を鍛えれば、ビジネスシーンでのあなたがもっと輝きだすでしょう。商談はもちろん、部下の育成や上司との会話にも役立ちますし、家族との会話も変わるかも!ぜひ、自分なりの工夫を加えて実践してみてください。

参考:『「いい質問」が人を動かす』谷原誠、文響社 

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