スムーズに会話するために知っておきたい4種類のサイン

会話をスムーズに行うためには、口を開くタイミングを間違えないことが大切です。相手の話したいタイミングをしぐさから理解する必要があります。そこでスムーズな会話をするために覚えておきたいしぐさをまとめました。

  • 表情やしぐさで情報をやりとり
  • 聞き手と話し手の交換にはサインがある
  • 話したいときのサイン
  • 話し手から聞き手にかわるサイン
  • 聞き手になりたくないサイン
  • 話し手になりたくないサイン

表情やしぐさで情報をやりとり

どうも会話がぎくしゃくする、あるいはずっと相手が話し続けていてげんなりする。そんな経験はないでしょうか? 会話をしているときは、言葉以外にも表情やしぐさなどさまざまな情報が飛び交っています。そうした大量の情報を受け取り対応することで、コミュニケーションはスムーズになっていくのです。

コミュニケーション能力が高い人は、表情やしぐさから受け取る情報量が多いものです。「はい」と言っているけれど、少し不安がありそうだ。そんな相手の心情を読み取り、適切なタイミングでフォローをする。そんなことが自在にできれば、相手からの信頼感をアップさせることができるでしょう。

もちろん会話のタイミングを合わせるのは簡単ではありません。会話時に笑顔を向けたときにボタンを押すという実験をしたときには、ボタンの操作が間に合わなかったという報告もあるほどです。つまり一瞬の表情の変化を的確に読み込み最高のタイミングで対応するのは、高度なスキルが必要になります。
しかし知っておくだけで、より会話がスムーズになる知識もあります。

聞き手と話し手の交換にはサインがある

当たり前のことですが、会話が聞き手と話し手が順番に回ってきます。そして聞き手から話し手に変わりたいと思ったときには、そのサインを出して相手に知らせます。またそのサインをもらった方は、話し手から聞き手になる合図を相手に送っているのです。

これは無意識に行われているので、通常、意識することはありませんが、このサインを読み飛ばすと相手をイライラさせてしまいます。会話が得意な人でも、話すのに夢中になって相手のサインを見逃してしまうこともあるので、知識として持っておいて損はないでしょう。

①話したいときのサイン

そろそろ話したいと思うと、次のようなサインを発するようになります。

・そわそわする
・髪の毛を整える
・衣服を引っ張る
・素早くうなずく

こうしたサインがでたら自分の話を終わらせて、相手が話せるようにしましょう。こうしたサインが無視されたときに出てくるのが、次のようなしぐさです。

・人差し指や手を挙げる
・こちらが話し終わる前に話し出す

つまり会話を強引にとめるような行動です。スムーズに会話をしたいのであれば、相手がこのような行動を取る前に話をやめる必要があります。

②話し手から聞き手にかわるサイン

話し手の役割を相手に渡したいときには、次のようなサインがあります。サインを受け取ったら、話し手になる準備を整える必要があります。

・声が少し小さくなる
・話し手が聞き手の目を見る
・話のテンポが遅くなる
・身振り手振りがなくなる

こうしたサインに反応してタイミングよく聞き手から話し手にならないと、会話が一時的に中断することになります。テンポよく会話をするためには、こうしたサインを見逃さないことが重要になります。

③聞き手になりたくないサイン

まだ話し続けたいと思っている場合は、次のようなサインを出すことがあります。

・声の大きさが突然大きくなる

このサインは「悪いけど、もう少し話させてね」といった宣言です。つまり相手に配慮をしつつ、話す時間の延長をお願いしているのです。しかし、周りの状況を無視して、ひたすらに話し続けるケースもあります。
それは相手が神経質になって動揺しているか、自分本位な性格の場合だそうです。常に話が終わらない人であれば性格だとあきらめるしかないのかもしれませんが、その日に限って話が終わらない場合は何に神経質になっているのか聴いてあげる必要があるかもしれません。

④話し手になりたくないサイン

話し手になりたくないサインを人が発する場合もあります。一対一の場合よりも、会議など複数人での会話の方が、このサインを見極めやすいかもしれません。

・視線をそらす

目を合わせないようにするのは、とてもわかりやすいサインです。これを無視して話を振ると、首をすくめて肩を思いっきり上げたようなしぐさを示すことも。これは「まだ準備が整っていません」というしぐさです。

厳しい質問への答えを求められたときにも、特徴的なサインがいくつかあります。

・咳ばらいをする
・沈黙する

こうしたサインが出たのときには、質問に答えたくない、答えるのが難しいという意思表示です。何気ない質問fなのに、こうした反応が出る場合は、どうして相手が「厳しい」と感じているのか、改めて考える必要があるかもしれません。

今日は会話をスムーズにために知っておきたいしぐさについてまとめてみました。

日々の生活に心理学の知識を活用したいと感じる方は、こちらもご覧ください。

監修:日本産業カウンセラー協会

参考:『FBI捜査官が教える「しぐさ」の実践解読辞典407』(ジョー・ナヴァロ/河出書房新社)/「How Do Some Conversations Work So Well?」(Frank T. McAndrew Ph.D./Psychology Today)

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