人に好かれる質問力5つのポイント

好かれたい相手とのコミュニケーションで大切なことは何だと思いますか? いろいろな答えがあると思いますが、意外に忘れられているのが質問力です。好印象を得るための質問について、情報をまとめてみました。

  • 質問の役割の一つは印象管理
  • 数多く質問する
  • 当たり障りのない質問から
  • 深堀りをする
  • 類似性を探す
  • 質問で褒める
  • ポジティブな質問で

質問の役割の一つは印象管理

そもそも人は何のために質問するのでしょうか? 情報交換のためと考える人は多いと思いますが、実は印象管理のためだったりするのです。「何か質問はありますか?」と就職活動の面接官にたずねられたとき応募者が発する質問は、その典型でしょう。質問によって自分を印象づけることは、多くの人が意識せずにやっていることなのです。

つまり質問の仕方によっては、好印象を与えることができます。

しかも質問をすれば、相手の答える時間が長くなるので、相手にとって気分よく話せる時間も長くなります。自分語りになって相手を退屈させるような愚を避けるためにも、質問力を磨いてみませんか?

①数多く質問する

質問によって好印象を与えるために、まずすべきは数多く質問すること。

ハーバードビジネススクールのアリソン・ウッド・ブルックス氏の研究によれば、オンラインチャットでは、15分に少なくても9つの質問をした人が好かれる傾向にありました。また、当たり前のことですが、多くの質問をした人の方が相手への理解も深かったのです。

しかも面白いことに、多くの人は質問の数を答えることはできても、質問によって好印象を持ったことに気づいていないのだそうです。つまり数多くの質問によって、人はいつの間にか好意を抱いてしまったのです。

②当たり障りのない質問から

心理学者のアーサー・アロンは、見知らぬ人をペアにして一方のグループには質問事項を渡し、もう一方には自由にコミュニケーションを取るよう指示しました。その結果、質問事項に沿ってコミュニケーションを取ったペアの方がお互いの好感度が高かったのです。

この質問は、「よく知らない人とでも恋に落ちることができる36の質問」としてネットでも検索できます。ポイントは答えやすい質問から入り、自分の内面を開示するような質問に進んでいくことです。この質問はニューヨークタイムズのコラムリストが、実際に知人と試して恋に落ちたことで有名になりました。

実際の会話では、短時間でここまで踏み込んだ質問ができないのですが、どんな質問の順序が好意を抱かせたのかを知っておくのはいいかもしれません。

③深堀りをする

相手の回答に対して質問を重ねると、「あなたの情報をもっと知りたい」というアピールになります。自分に興味を抱く相手に、人が心を開くのは当たり前。相手の答えの中で、面白いなと感じるポイントがあれば積極的に質問してみましょう。

もちろん立ち入った質問は、相手の警戒心を引き起こします場合があるので、距離感には注意が必要です。

④類似性を探す

人は類似点が多いほど好意を持ちやすいことが、心理学の実験でも明らかになっています。そこで自分と相手の類似点を見つけて、その部分を質問で深堀りしてみましょう。

同じ趣味だったことから恋人になったという話はよくありますが、互いが類似点を認めて、質問し合うようになれば互いに好印象を持ちやすくなります。

⑤質問で褒める

改めて言うことでもないですが、人は自分を褒めてくれる人を好みます。ただ、褒め方はけっこう難しいもの。直球で褒めると、相手がやや気恥ずかしいと感じるかもしれません。

そんなときに応用したいのが、「その服ステキだけど、どこで買ったの?」といった質問です。購入店を質問する形式になっていますが、相手のセンスが素晴らしいことを前提としているのが特徴です。

仕事などに応用するなら、「この資料はすごく見やすいけど、どこがポイントなの?」「本当に間違いが少ないけど、何に気を付けてるの?」といったような質問があります。

直接的な褒め言葉が苦手な人も多いので、こうした質問を活用してみましょう。

⑥ポジティブな質問で

質問への回答と、質問者の印象が重なりやすいことを知っていますか? つまりポジティブに答えるときほど、質問者へのイメージもよくなりがちなのです。例えば「今までに一番幸せだった思い出は?」といった質問は、自分に好意を持ってもらう可能性が高くなります。

逆にネガティブな回答を求める質問は、質問者にマイナスの感情を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

今日は質問から好印象をつくる方法をまとめました。どんな質問が効果的なのかを理解した上でコミュニケーションを取ると、プラスの印象を持たれやすくなるかもしれませんね!

コミュニケーションに心理学の知識を活用したいと感じる方は、こちらもご覧ください。

監修:日本産業カウンセラー協会

参考:『「いい質問」が人を動かす』谷原誠/文響社)/「The Surprising Power of Questions」(Alison Wood Brooks and Leslie K. John/Harvard Business Publishing)

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