物事に消極的になってしまう「罪悪感」の正体って?

高い自己評価を持った方がいいという話を耳にしたことはありませんか?でも、自分に罪悪感を持っていると、自己評価を上げるどころではないでしょう。そこでどうして罪悪感を抱いてしまうのかを解説します。

  1. その罪悪感は他人の価値観では?
  2. あやまちから学べれば罪悪感は抱かない
  3. 人は罪悪感に引き付けられる

高い自己評価を得るための敵

 自己評価の心理学的研究の先駆者であるナサニエル・ブランデン氏は、「高い自己評価はよりよい人間関係をもたらす」と『自信を育てる心理学』(春秋社)に書いています。

自信に溢れ、自分の信じた通りに生きていくのは、きっと幸せなことだと多くの人が思うでしょう。しかし高い自己評価を得るのに、大きな壁があります。その一つが罪悪感だというのです。

例えば、両親と一緒に暮らさないことや結婚しないことに罪悪感を抱いた入りしていませんか?でも、よく考えれば、それは「悪いこと」だと思う理由がないことに気づきます。本来、人は自由に自分の人生を決めることができるのですから。

その罪悪感は他人の価値観では?

臨床心理学者のナサエル・ブランデンは、

「罪悪感の多くはたいてい、親や配偶者といった自分にとって重要な人の反対や避難に関係があるものです」

と書いています。

だから自分が悪いと思っているものを、額面通り受け取るのは危険です。 自分で「悪いと思っている」「罪悪感を抱いている」ものは、

「もしわたしのやったことが父や母あるいはほかの重要な人物に知れたら、わたしは叱られ、責められるだろう」

と感じているものかもしれないからです。

簡単に言えば、親や配偶者などの重要な人の価値観で判断した結果かもしれないのです。しかも、この罪悪感を抱くことで、親や配偶者に怒りを表して人間関係を悪くする可能性をなくすことができるとわかっているからかもしれません。

「本来の自分のものではない期待や規範に怒りを感じていることを認める」

と、そうした罪悪感が消えていく可能性は高まるようです。

あやまちから学べれば罪悪感は抱かない

『自信を育てる心理学』(春秋社)には、あまり罪悪感を抱かない人の特徴として、次のように書いています。

「たえず自分の行動を修正し、そのあやまちから学ぼうとすることです。彼らはあやまちをふり返り、それについてよく考え、そこに表れている行動のくせを探し、はっきりさせます。そして、もうやらないようにするのです」

つまり罪悪感を抱かないようにすれば、成長し続ける、ある意味で理想の生き方ができるのだそうです。

人は罪悪感に引き付けられる

では、どうして人はそんな前向きな生き方を捨て、罪悪感に引き付けられるのでしょうか?

ナサエル・ブランデンは『自信を育てる心理学』(春秋社)に次のように書いています。

「罪悪感をもっていれば受動的な生き方ができるので、新しい行動をとる必要がなくなるからです。『わたしは罪悪感を感じ失望している。いつでもそうだった。人生はこんなもんのだ』。これは『わたしには何も期待しないでくれ』ということなのです」

こうした考え方を変え、罪悪感から自由になるためには、勇気が必要になるそうです。そして積極的に生きることが必要になるのです。

積極的に生きるために、罪悪感と対峙してみることも大事かもしれませんね。

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