「有村藍里」の告白で話題になった美容整形を心理学から考えてみた!

女優の有村架純さんの姉タレントの有村藍里さんが、美容整形を行ったことをブログで告白し、大きな話題になっています。そこで顔の変化と心のありようについて調べてみました。

  1. もともとあった口元へのコンプレックス
  2. 顔が変わると積極的に
  3. 自尊心が高まると素顔にも自信が
  4. ノーメイクとのきは素の性格!?

もともとあった口元へのコンプレックス

有村藍里さんは、もともと口元にコンプレックスを持っていたようです。有村藍里さんが手術をしたレグノクリニックSBCのホームページには、「口元、歯茎が見えてしまう部分や、全体的に上顎が出てゴリラっぽくなってしまっている部分が気になっていました」と自身の想いをつづっています。

手術は骨を切って上顎と下顎を全体的に後方へ移動させるというものでしたが、たしかに顔の印象は随分と変わりました。

また、この手術の前後をフジテレビ系の番組『ザ・ノンフィクション』が取り上げ、こちらも大きな話題を呼びました。この番組で有村藍里さんが、「なんかもっといろんなこと、髪型とかメイクとか、挑戦できるなって思うと、これからもずっと楽しみです」と明るく語っていました。

顔が変わると積極的に

では、顔の変化は心のあり方にどんな影響を与えるのでしょうか?

まず、紹介したいのは、「化粧をした時の気持ち」(鈴木ゆかり・互恵子)という論文です。この論文は化粧による心理的効果を調べたもので、化粧によって自信や満足度が上昇したことを明らかにしています。

また年代によっても化粧の心への影響が異なり、20~50代の女性で若い世代ほど「積極性の上昇」が見られ、逆に年齢が高い層には「リラクセーション」が顕著になり、「気分の高揚」が30~40代で強く見られると説明しています。

さらに自分の容姿に注意を払う人ほど、化粧による「気分の高揚」や「積極性の上昇」が高いことも判明しました。

整形と化粧という違いはありますが、顔が変化していくことで生まれる「気分の高揚」や「積極性」は、『ザ・ノンフィクション』で語った「髪型とかメイクとか、挑戦できる」「これからもずっと楽しみ」と楽しみという言葉にも表れているようです。

自尊心が高まると素顔にも自信が

「対人魅力の形成にかかわる顔の造形的特徴と化粧行動の影響の研究」(大坊郁夫・北星学園大学教授)は、女子大生の化粧と心理について研究した論文ですが、ここには

「社会的スキルや自尊心が高いほど素顔の魅力を高く捉えている」

と実験結果が書かれています。

また「素顔の魅力を高く捉えるモノほど、学校やデートに出かける際に多くの化粧品を使用し、粧うことに敏感、積極的であることを示している」とも報告しているのです。

一方、レグノクリニックSBCのホームページで、有村藍里さんは次のように語っています

「自分は綺麗と思っていないので、本当に1ミリでも可愛くなりたいと思って過ごしてきたので、内面にあるコンプレックスは、ずっとずっと抱えていました」

美醜で評価される傾向のつよい芸能界で、妹とも比較され続けてきた有村藍里さんが、高い自尊心を抱くことは大変だったかもしれません。しかし、手術によって素顔の魅力を高めたことで、自尊心が高まり、タレントとして必要な話術などの「社会的スキル」をさらに磨いていく可能性が広がるのかもしれません。

美容整形には賛否両論ありますが、有村藍里さんのケースはおおむね好意的にとらえられているようです。それは、当人が幸せそうだからということも大きな要因なのかもしれません。

ノーメイクとのきは素の性格!?

美容整形とはやや異なりますが、先程取り上げた大坊教授の論文から、化粧と心理の関係について、興味深い部分をもう少しあげておきます。

女子大生が化粧したときの心理について、この論文は「カジュアルな親しみのある化粧」だとくつろげるが、ノーメイクだともともと持つ神経質な悩みが表れやすいと論じています。また、化粧はもともとパーソナリティ(性格)にともなう行動を抑制する傾向にあるのではないかとも書いています。

化粧をすることで、不安を閉じこめ、感情を抑制し、しっかり周りを見て意見できるようになる可能性があるということです。自宅などで少しだけ子どもっぽい自分に出会えるとしたら、それは化粧を落としたからかもしれませんね。

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