「ネットサーフィンで1日が過ぎてしまった」と感じたら変えたい3つの環境

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誘惑の多い環境の中で、物事をやり遂げるためにどうしたらいいのかは、現代人の大きな問題なのではないでしょうか。ネットサーフィンで休日が過ぎてしまった。そんな「後悔」を生み出さないポイントについて、解説したいと思います。

  • 誘惑の多い現代社会
  • 経済も体重も環境が影響!?
  • 環境を変える3つのポイント

誘惑の多い現代社会

さまざまな成功のためには、気乗りがしないことにも取り組まざるを得ません。それも多くの場合、継続しての実行が必要となります。

そのため目標を掲げモチベーションが下がらないように注意し、気合を入れて継続しなくてもいいように、時間や場所を決めて習慣化するといった方法が推奨されてきました。

また、意志力は使えば使うほど目減りしていくことから、意志力を必要とする行動を疲れている夕方にしないといったことも継続の実行に有効だと言われています。

しかし、意志力を使うようでは、目標を達成することは難しいと組織心理学者のベンジャミン・ハーディは主張しています。そもそも現代は誘惑が多過ぎる。ダイエットをしようにもジャンクフードはいつも近くにあるし、集中しようにもスマホはひっきりなしに呼び出しがかかる。

こうした状況に馴染んでしまっている現代人は、いろいろなものに依存的な状況にあり、意志力ではコントロールできないというのです。

確かにスマホなどのデジタルデバイスを、数日、生活から締め出す「デジタルデトックス」を実行すると、携帯の呼び出し音の幻聴が聞こえるといった症状が出てくることが報告されています。こうした「症状」から、デジタルデバイスに依存的になっている人もいることが推測されます。

経済も体重も環境が影響!?

では、問題を解決するためにはどうしたらいいのでしょうか?

ベンジャミンは環境を変えるべきだと提言します。例えば、肥満なども一緒にいる時間の長い友人の影響があることがわかっているというのです。ほとんど意識することなく友人の習慣に馴染んでいくことでライフスタイルが変化した結果です。また、

「社会経済的なステータスをどれだけ改善できるかは、住んでいる州、さらには住んでいる郡に大きく依存する」

というハーバード大学の研究成果も示しています。

もちろん例外はありますし、環境がすべてを決定しているわけではありません。しかし、私たちが考えている以上に人は環境の影響を受けやすいのだということは憶えておいた方が良さそうです。

環境を変える3つのポイント

ベンジャミンは環境を自分でコントロールするための基本として、依存しやすい環境を変えるべきと書いています。そのポイントを3つ紹介します。

①デジタルデバイスとの距離を取る
彼の書いた『FULL POWER』(サンマーク出版)によれば、人はウェッブサイトやアプリで、平均的に1日に85回以上チェックし、5時間以上を消費しているそうです。この膨大な時間を管理するためには、1週間に1回はデジタルデトックスをし、自分の本当に大事な人とつながるために時間を使おうと書いています。

②仕事から完全に離れる時間をつくる
仕事をしていない間は仕事に関連した活動や考えを一切しないことが重要とのこと。その結果、集中力は増し、後回しもしなくなり、ワーク・ライフ・バランスも向上するという。仕事終わりに次の日にやるべきことを書き出し、携帯電話を「機内モード」にして仕事から離れることが、生産性が変わってくるそうです。

③意義深い人間関係を持つ
依存的な生活を送ってしまう人の特徴の一つは、意義深い人間関係がないことだそうです。人間関係のない寂しさを、別のもので埋めようとしたときに依存が生まれると書いています。
一方、米国では50年前と比べて家族や友人と一緒に食事をする機会が半減し、親しい友人の数も半減したというデータがあるそうです。つまり、いろいろなものに依存しやすい環境だともいえるということです。
この機会に家族や友人と会う時間をつくるようにしてみてはいかがでしょうか? もしかしたらネットに費やす時間が減るかもしれません。

何となく自分の生活がコントロールできていないと感じたときの生活改善のポイントを、依存の観点から解説してみました。参考にしてください。

ワーク・ライフ・バランスにおける働き方やライフキャリアに興味のある方はこちらをご覧ください。

参考:『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』(ベンジャミン・ハーティ 著/サンマーク出版)/『やり抜く力』(アンジェラ・ダックワース 著/ダイヤモンド社)

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