片付けられない人のための2つのテクニックを10冊の書籍から厳選

片付けは多くの人にとって頭の痛い問題ではないでしょうか。その悩みを解消するための書籍もたくさん出版されています。ところが本を読んでもいっこうに片付かない。その原因は情報量が多すぎるからかも。そこで必要な情報を厳選してみました。

  1. 片付けのメインテーマは「捨てる」
  2. 捨てられない心理って?
  3. 行動を起こすためのテクニック
  4. 捨てるためのテクニック
  5. 捨てた後の収納

片付けのメインテーマは「捨てる」

多くの人が困っている片付けに関しては、解決のための指南書がかなり出版されています。しかしどれだけ本を読んでも、事態のほとんどは解決されないという人も多いのでは。その原因はいくつかあるでしょう。例えば、「片付けの方法が高度すぎた」「情報量が多すぎた」「読むだけで疲れてしまった」などなど。

そこで今回は最低限の「片付け」たい人に送るライフハックを書籍から探し出しました。家も職場もぐちゃぐちゃで、手の打ちようがない人にこそ使えるテクニックです。

今回、原稿を書くに当たって、まず関連書籍を10冊ほど購入。すべてに目を通しました。どの書籍にもさまざまな工夫が書かれていましたが、上中級者向けのアドバイスは読み飛ばし、片付け初心者が肝に銘じるべき法則を探してみました。

結果、「片付けは捨てるところから始まる」ということがわかりました!

シャツをどう整理すれば見栄えがよいかとか、文具をまとめたときに出しやすい方法はとか、それは全て捨てた後のお話。まず、どうすれば捨てられるのかを考えることが重要なのです。劇的に持ち物が減れば、多少、整理が下手でも収まります。だから、何はともあれ捨てることに集中する必要がありそうです。

捨てられない心理って?

「そんなことは分かっている。それができないから困るんだ」と言いたい人もいるでしょう。では、どうして捨てるのが大変なのでしょうか? 『人生を思い通りに操る 片付けの心理法則』(学研プラス)で、メンタリストのDaiGoさんは、モノが捨てられない原因を3つの心理法則から説明しています。

①選択回避の法則……選択肢が多くなると選べなくなる

②損失回避の法則……損することを非常に恐れてしまう

③保有法則……自分の所有しているものに高い価値を置いてしまう

この3つの心理が、捨てるのを遠ざけ現状維持を選んでしまうというわけです。つまり、この心理法則に負けると、捨てるのがイヤになり、ずっと片付けが進まないのです。

行動を起こすためのテクニック

捨てることに心理的な抵抗があると理解できれば、「いつか片付けよう」では問題解決にならないことがわかるでしょう。

そこで次の順序で片付けを進めましょう。

①日程を決める

自宅や事務所など場所にもよりますが、片付けはそれなりに時間がかかります。まず必要な時間を確保するようにします。家全体がぐちゃぐちゃなら、2~3日かかる場合もあります。しっかり時間を確保しましょう。

②宣言する

その日に片付けることを周りに宣言するとさぼりにくくなります。

③家族や友人にお手伝いを頼む

宣言だけでは不安な人は、アルバイト代を払ってでも片付けを手伝ってくれる人を探すことです。約束していれば、さすがに片付けから逃げることはできません。

捨てるためのテクニック

①捨てる順序

最も効率がいいのは片付けの神様・近藤麻理恵さんのやり方でしょう。置いてある場所に関係なく衣類・本・書類・小物ごとに順番に集めて捨てる方法。ただ、この方法は書類あたりで時間がなくなり、どこまで整理したのかわからなくなる危険も。

持ち時間によっては、タンスごと、本棚ごとといった場所ごとに片づけていく方法もありでしょう。

②捨てる基準

1.使えないもの

これは言うまでもないでしょう。文具などは壊れているものを捨てるだけで、随分と数が減っていきます。使えるかを判断して即座に捨てましょう。

2.ときめかないものを捨てる

『人生がときめく片付けの魔法』(近藤麻理恵 著/サンマーク出版)には、「モノを触った瞬間のときめきで、捨てるか捨てないか判断してください」と書いてあります。また、「書類は『全捨て』が基本」とも。これならすぐに判断できそうですね。

3.迷ったもの

『鬼速片付け』(吉川永理子 著/アスコム)には、保留ボックスを置いて5秒で判断できなければ放り込む方法を勧めています。この保留ボックスを片付けが終わった後、目に付く場所に置いておくと本当に必要なのかがわかるそうです。捨てるかどうか悩まなくても済む分、片付けの時間はかなり短縮されるそうです。

捨てた後の収納

モノを捨てることができれば、しっかりと収納場所を決めて、元に戻すようにするだけです。しっかりと物の「住所」を決めなければ、また散らかってしまいます。ただし収納は、それこそレベルがさまざま。

基本は大きく分類して同じカテゴリーのものが固まるように収めること。

とにかく片付けが苦手な人は、まずは大量の荷物を捨てることから始めてみましょう!

参考

『人生がときめく片付けの魔法』(近藤麻理恵 著/サンマーク出版)

『鬼速片付け』(吉川永理子 著/アスコム)

『人生を思い通りに操る 片付けの心理法則』(DaiGo 著/学研プラス)

『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました』(なぎまゆ 著/KADOKAWA)

『30日間片付けプログラム』(吉川永理子 監修/笠倉出版)

『部屋は自分は自分の心を映す鏡でした。』(伊藤勇司 著/日本文芸社)

『片付け脳』(加藤俊徳  著/自由国民社)

『『枠』を決めれば、モノは減らせる』(はせがわよしみ 著/同文館書店)

『「いいこと」が次々起こる 片付けの法則』(伊藤勇司 著/三笠書房)

『片づけられない主婦と片付け嫌いの子どもを180度変える本』(藤原友子 著/マガジンランド)

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