嫌なことをスカッと忘れてストレスゼロな朝を迎える心理学的方法3つ

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嫌なことがあった日は、帰宅してからもそのことばかりを考えてしまいがちですよね。どんよりした気分のまま布団に入り、なかなか眠れず、翌日に響くことも。次の日、ストレスゼロな笑顔で「おはよう」を言うために、今日の夜やるべき3つのことをお伝えします。

  1. その日のモヤモヤ、その日のうちに忘れよう
  2. ストレスゼロな朝を迎えるために、今日の夜やること3つ!
  3. 嫌なことがあった日は、楽しいことをイメージすることだけに注力を!

その日のモヤモヤ、その日のうちに忘れよう

モヤモヤが蓄積されていくと、ストレスのもとになります。ストレスが溜まっていくと、深刻なメンタルの不調を招いてしまうかもしれません。メンタルを健康に保とうとしたなら、その日のモヤモヤは、その日のうちに忘れることが大切です。

嫌なことを忘れようと自己流で頑張っても、なかなか忘れることができないばかりか、かえって逆効果になる恐れもあります。布団に入ってから「一日の反省会」を行い、眠れなくなったり、過度な飲酒で翌日に悪影響を残したりしていませんか。心理学の力を借りて、きちんとリセット、翌朝リフレッシュできる方法を学びましょう。

ストレスゼロな朝を迎えるために、今日の夜やること3つ!

ストレスゼロな朝を迎えるためにおすすめなのが、帰宅してから次の3つを行うことです。

・シャワーを浴びる

・嫌なことを日記に書き出す

・お気に入りの漫画、小説、DVDなどを観る

順に解説します。

・シャワーを浴びる

帰宅し、おなかが満たされていたなら、すぐにシャワーを浴びましょう。「水に流す」という表現がありますが、身体に水をかけることで過去の認知の影響が弱まることを、心理学者が解明しています。

ミシガン大学のリーとシュバルツは、40人の大学生を対象に、次のような実験を行いました。30枚のCDから上位10枚をランク付けしてもらい、「5位と6位のいずれかに入れたCDのうち、欲しいほうを一つプレゼントする」と告げます。その後、「せっけんについての調査」という名目で、半数の大学生にはせっけんで手を洗ってもらい、もう半数の大学生にはせっけんを見せたり触らせたりします。さらにそのあとで、さきほどランク付けを行ったCDについて、もう一度トップテンを決めてもらいました。

人間は、自分が選択したものをより魅力的に感じるという認知バイアスを持っています。よって心理学のセオリーからいえば、再度行ったランク付けでは、自分が手に入れられる5位や6位のCDをもっと上位にもってくる人が多いはずです。

果たして、せっけんで手を洗わなかった大学生は、自分が持って帰れるCDを平均して2~3位ほどランクアップさせました。しかし、せっけんで手を洗った大学生たちには、そのような傾向は現れませんでした。この結果をもって、実験者たちは「手を洗うと、手を洗う前の認知的な判断の影響をシャットアウトできる」としています。

この実験結果は、一日の終わりにシャワーを浴びれば、その日あったことに対する自分のモヤモヤを言葉通り「水に流す」ことができる、ということにつながる可能性があります。シャワーを浴びることが難しいなら、手を洗うことでも、効果が期待できそうです。

・日記に嫌なことを書き出す

マイナスな体験を書くことで心が軽くなるという心理実験については、過去記事でもご紹介しました。

【過去記事リンク】負の感情を紙に書き出してストレス解消し問題も解決

心理学者のジェームズ・ベネベーカーは、大学生たちに「心の傷になった体験」について作文を書かせました。そののち、数週間後に調査した結果、何も書かなかった学生よりも、書いた学生のほうが心が楽になっていることが判明したというのです。

シャワーを浴びることでも消えなかった心のモヤモヤは、日記に書き出しましょう。肝心なのは、ただ書くだけではなく、書き終わって日記を閉じたら、あとはそのことについて考えないと決めること。「書くことで余計に嫌なことを思い出してしまう」という人も、「日記を閉じたら、あとは思い出さない」と自分に強く命令を出すのがポイントです。

・お気に入りの漫画、小説、DVDなどを観る

「日記に書いてもスッキリしない!」という人はとくに、お気に入りの漫画や小説、DVDなどを楽しみましょう。趣味に没頭するのも手です。この楽しい経験が、心地よい眠りと翌朝のスッキリ感を生み出すためです。

精神科医の樺沢紫苑氏は、著書『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』の中で、「寝る前に、『今日あった楽しかった出来事を1つ思い出す』ようにしましょう」と書いています。寝る前に考えたことは潜在意識の中にスッと入っていき、楽しい記憶だけが頭に残るようになるとのこと。

裏を返せば、嫌なことが頭に残っている状態で眠りにつくと、潜在意識下に嫌なことばかりが残るようになるということ。それが続いてしまえばストレスのもとになることは、容易に推測できるのではないでしょうか。

とはいえ、嫌なことがあった日に、「その日あった楽しいこと」を考えようとしても、なかなかできないでしょう。ようは、楽しい気分のまま眠りにつければいいのです。「これを読めば、見れば、すれば楽しい」と思えることを寝る前に行って、嫌なことを頭から追い出して、そのまま眠りにつくのがベストです。ただ、夜更かしには注意して。また、過度な興奮は不眠をもたらす可能性もあります。

嫌なことがあった日は、楽しいことをイメージすることだけに注力を!

モヤモヤしていると、「何が悪かったのだろう」「自分のせいだろうか?いや、違うはずだ」などと、原因探しをしがちです。でも、夜はとにかく眠らなければ、明日のパフォーマンスに影響があります。

嫌なことがあった日の夜は、とにかく余計なことは考えず、嫌なことは忘れる努力をし、楽しいことをイメージする。そしてよく眠ることができれば、翌朝には「あんなことで悩んでいたなんて」と笑い飛ばせるでしょう。

心理やメンタルヘルスに興味のある方はこちらをご覧ください!

参考:『脳がシビれる心理学』妹尾武治、実業之日本社/『マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣』古川武士、ディスカヴァー/『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』樺沢紫苑、大和書房

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