必読!モチベーションを自動的に高める3つの方法

目標を達成するためには、常に目標を意識することが重要だと言われてきました。しかし近年、目標達成のためにモチベーションを高めるには無意識が重要だという研究結果が出ているのを知っていますか?

  1. 無視できない自動的な影響
  2. 肥満ですら感染する
  3. モノからの影響も!?
  4. ビジネスで「感染」を上手に使う!

無視できない自動的な影響

『モチベーションをまなぶ12の理論』(鹿毛雅治 編/金剛出版)には、「動機づけを維持するための鍵を握るのは、意識の働きであるという想定は見直しを迫られている」と書いてあります。

目標などを手帳になどに書いて日々モチベーションを高めている人もいれば、目標や理念を日々唱和している組織もあるでしょう。もちろん、こうしたことの効果も無視できないのですが、無意識の影響にもっと目を向けることが重要らしいのです。

では、無意識の影響とは、どのようなことなのでしょうか? 『モチベーションをまなぶ12の理論』には、「目標感染」といったメカニズムが掲載されています。「目標感染」とは、

「他者の目標が自らの行動に自動的な影響を及ぼすこと」

です。

つまり高い目標を持ち続けたいと思うなら、そうした集団に所属すると効果が上がりやすいということです。オリンピックを目指すなら全日本に所属した方がいいでしょうし、難関大学に合格したいなら多くの在校生が進学を目標に掲げる進学校に籍を置いた方がモチベーションも下がりにくいというわけです。

これは考えてみれば、納得できる部分もあるのでないでしょうか。

同じような目標を持つ仲間を作ると、自然と目標に向けて動くようになるものです。日々、自分を叱咤激励するより、無意識に感じ取る集団の目標に同調していく方が、モチベーションを維持するのも比較的容易でしょう。

肥満ですら感染する

こうした無意識の同調は、モチベーション以外の分野でも発見されています。世間に衝撃を与えた研究成果の1つは、ハーバード大学のニコラス・クリスタキス教授の肥満の感染でした。

クリスタキス教授は、

「自分の友達が肥満になったとしたら 同じ期間に自分自身も肥満になる危険性が 57%も上がる」と教授は述べています。これは生活パターンが似てしまうことも大きな原因と考えられるそうです。例えば、食後にデザートを食べるのが当たり前の友達と一緒に居れば、やはり太る可能性が高くなってしまうというわけです。

こうした友人からの影響は特に意識しないだけに、肥満のようなあまり嬉しくないマイナスの影響の場合はやっかいです。逆に自分にとって望ましい影響は努力なく生活を改善できる点で大きなプラスとなります。

つまり、目標を達成するなら、環境を整えるのも非常に重要になってくるのです。

モノからの影響も!?

「目標感染」は、人から人にだけ起きるものではありません。

「達成」「成功」と書かれた紙を目にするだけで、課題の成績、集中の持続、課題の中断からの復帰にプラスに働くことがわかってきたのです。さらに目標達成に必要なグッズでも目標感染が起きることがわかっています。

あるスポーツを続けたいなら道具やウェアを買ってみるという形から入るパターンも、モチベーションの維持には役立つということでしょう。

ビジネスで「感染」を上手に使う!

それではここまで書かれた「感染」を、ビジネスに応用するためのポイントを書いておきましょう。

①憧れの人と一緒に仕事を!

生活パターンの感染が起きるように、なるべく尊敬できる人と一緒に仕事をしてみましょう。それが無理なら、同じような意識を持つ人達と交流を持つようにしましょう。

②「達成」「成功」などと書かれた紙を貼ってみよう

いきなり前近代的な感じですが、特に意識する必要はないので、目に触れるところに文字を置いてみましょう。これで集中力の維持などがアップするのであれば、これほど嬉しいことはないのですから!

③目標に関連するグッズを買おう

関連する書籍でもいいでしょうし、歩き回る必要のある営業なら歩きやすい靴でもいいでしょう。目標と関連性があり、自動的に意識を高めるグッズを自分の周りに置いてみてください。

自動的にモチベーションを高める方法について書いてみました。ぜひ、試してみください。

参考:『モチベーションをまなぶ12の理論』(鹿毛雅治 編/金剛出版)

「ニコラス・クリスタキス:社会的ネットワークの知られざる影響」

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