4つのステップでダラダラと現実逃避をくり返す自分が変わる!

「ダラダラとすごしてしまう」「先延ばしがひどい」「手をつけても集中できない」。そんな自分に嫌気がさしてきたなら、心理と行動の両方から改善する必要があります。ダラダラと現実逃避している自分が変わる方法をまとめました。

現実逃避にはメリットがある

勉強したいのにネットで時間を潰してしまった。部屋を片付けないといけないのにテレビを見てダラダラと過ごしてしまった。やっと書類の作成に取り掛かったのに、ちっとも集中できなかった。
そんな経験は誰にでもあるでしょう。でも、そうした行動に嫌気がさしてきたら、行動を変える必要があります。

そもそも人はやるべきことに集中せずに、なぜダラダラと先延ばししてしまうのでしょうか?どのような心理が働いているのでしょうか?

『戦略的グズ克服術 ナウハビット』には、先延ばしや現実逃避には「メリット」があると書いています。

たとえばグズグズと先延ばしすることで、誰かが処理してくれる場合もあるでしょう。状況が変わって無理に処理しなくてもいい環境になるケースもあります。そんなことが重なれば、誰もあなたに期待しなくなり、日々のプレッシャーは弱まるかもしれません。ただし自己評価は低くなるし、将来的には大きな問題を抱える可能性が増していきます。

例えば自分の担当である部屋の掃除をサボり、パートナーがフォローするようになると、短期的には面倒な掃除をサボれる環境が整いますが、自責の念は強まり、パートナーの怒りが限界に達する可能性は日々高まります。

本当にそんな生活を続けていたいですか?

ダラダラした生活の裏にある恐怖心

大事なことを先延ばししたダラダラした生活は、恐怖心からきているという説があります。具体的には、次の3つの恐怖心です。

・失敗することへの恐れ
・不完全であることへの恐れ
・過度な期待への恐れ

人は恐怖を感じたとき、石器時代であれば、脅威を回避することがベストな選択でした。例えば猛獣に襲われる可能性が高い時間は外に出ないといった方法を取れば、生き残る可能性が高まります。しかし現代の脅威のほとんどは、避けても問題解決できません。むしろ問題は大きくなってしまいます。

恐怖心を前に立ちすくむのではなく、それに対処する勇気が必要になるのです。

ダラダラ気分を克服する4つのステップ

まず、ダラダラした生活を生み出す自分の心理を理解する必要があります。そのための方法を解説しましょう。

①ダラダラと過ごしてしまった原因を書き出す
どうしてダラダラと過ごしてしまたったのでしょか? 何かを避けた結果ではありませんか? ダラダラとした時間を過ごしているときに、気にかかっていたことを書き出してみましょう。本当は処理すべきなのに、手を付けなかったことを書き出します。

②手を付けなかった理由を考える
すべきことに手を付けなかった理由を考えましょう。単純に面倒だという理屈の奥にある、完璧主義や期待への恐れ、失敗への恐れ、過度な期待への恐れなどを見つけ出します。

手を付けなかった心理が理解できると、手を付けなかったことがひどくバカらしいと感じることも多いでしょう。ほとんどの物事は完璧である必要はなく、失敗しても現状は大きな問題は起こらず、常に期待通りの結果である必要もないからです。そんな意味のないことを理由に、手を付けずにダラダラとすごした方が問題なのです。

③現実逃避中にしたことを書き出す
ダラダラとした時間に何をしていましたか? ネットサーフィン、テレビ、ゲームなどなど。本当に楽しんでいたならともかく、罪悪感を感じながらしていたなら繰り返さない方がいいでしょう。

④ダラダラに入らないための対策を考える
ダラダラと過ごしてしまう「お供」が、すぐに手に付かないように工夫しましょう。夜になるとダラダラとテレビを見てしまうなら、まずテレビのリモコンを取りにくい場所に片づけましょう。現実逃避に入りにくいような、ちょっとした工夫が生活の質を変えていきます。

楽しい予定を先に入れる

ダラダラと現実逃避をしたくないなら、夢中になれる行動をしっかりと予定表に書き込みましょう。現実逃避しているときの行動は、さして面白くないものばかりです。もっと楽しい時間を過ごせるように、先に夢中になれる時間を確保しておくのです。それがアニメであっても、ゲームであっても構いません。自分が夢中になれる時間を確保すれば、やらなくちゃいけないことへの集中力も高まります。

生活を楽しめる時間が増えれば、自己嫌悪を伴うような現実逃避の時間は少なくなっていくのです。

仕事や日常に役立つ心理学に興味のある方は、こちらもご覧ください。

監修:日本産業カウンセラー協会

参考:『戦略的グズ克服術 ナウハビット』(ネイル A.フィオーレ/河出書房新社)/「Understanding Your Avoidance」(Matthew S. Boone, LCSW, Jennifer A. Gregg, Ph.D., and Lisa W. Coyne, Ph.D./Psychology Today)

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