恋人との復縁は当たり前!? 恋のメカニズムと復縁の注意点を解説

元カレや元カノとの復縁に迷うことはありませんか? 久しぶりに会った元恋人が、予想以上にキラキラ見えることもあるでしょう。しかし手放しでお勧めできるわけでもなさそうです。復縁の注意点と元恋人が魅力的に感じる理由をまとめました。

  • 復縁成功者の5人に1人が結婚!?
  • 相手を好きになるポイントって?
  • 復縁時に気を付ける3つのポイント

復縁成功者の5人に1人が結婚!?

復縁に成功した462人にアンケート調査した株式会社ティファレトの報告によれば、復縁成功者の21.9%が「結婚した」と答えています。「つき合っている」人が14.9%、「別れた」人は61.1%でした。復縁成功者の5人に1人が結婚までこぎつけていることに、驚いた人もいるでしょう。

じつは好意を抱くポイントを心理学的に考えてみると、復縁が結婚につながること自体は不思議ではありません。

まず、そこから説明していきましょう。

相手を好きになるポイントって?

他人を魅力的だと感じるポイントについては、心理学でかなり研究されています。出会いの初期で大きな力を発揮するのは、外見的な魅力や会う回数の頻度です。カッコイイ人や美しい人などに目がいってしまうことは、ことさら説明する必要もないでしょう。また自身の経験を思い返しても、顔を合わせる機会が多いことで恋愛に発展したと感じるケースがあるかもしれません。

これ以外にも性格や出会った時の精神状態なども影響することがわかっています。じつは「寂しいときに遊びに誘われて恋人に」といったパターンも、心理実験で証明されているのです。

1965年に心理学者のウォルスターが実施した、この有名な心理実験では、女子学生達に偽の性格検査を受けさせ、1つのグループは自己評価が高くなるように、もう1つのグループには自己評価が低くなるよう結果を伝えました。その上で、性格検査の助手をしていた男性に実験参加者をデートに誘わせたのです。結果、性格検査がイマイチだったグループの方がデートに誘った助手を好意的に評価しました。

この結果から自信を失っているときに好意を寄せられると、恋に落ちやすいことが判明したのです。

さて、ここまで外見、会う頻度、性格、心理状態と4つのポイントを示しましたが、じつは好意を維持する重要な要素が入っていません。

なんだと思いますか?

それはお互いが似ていること! 価値観や考え方が似ている人ほど、恋愛に発展し、長く付き合う可能性が高いのです。しかも重要なのは、似ているポイントの数ではなく、似ているポイントの比率だったのです。

7個のポイントが合致して、3つのポイントがズレているより、たとえ数が少なくても5つのポイント全部合致している方がお互いに好意を持ちやすいのです。つまり互いをよく知るようになり、合致する比率が下がってしまうと好意を維持しづらくなる可能性もあるわけです。
もちろん2人の話題で意見が常に同じなら、互いに好意を抱く可能性はとても高まります。

価値観が同じだと好意を抱きやすい理由は、互いに相手を理解しやすく、自分の主張の正しさを互いに確認できて、安心感を抱きやすいためと言われています。

このように恋愛に発展するポイントを見ていくと、価値観や考え方が似ている人が、どれだけ貴重かがわかるでしょう。過去に嫌なこともあって別れても、互いに理解しやすく、安心できる相手との会話がはずめば、復縁したくなるのは当たり前なのかもしれません。

復縁時に気を付ける3つのポイント

ただし久しぶりに会った嬉しさで、勢いのまま復縁するのは必ずしもお勧めできないようです。

ネバダ大学にも籍を置くコートニー・ウォーレン博士は、復縁するか決めるとき以下の3ポイントを検討するよう勧めています。

①別れた理由
②互いの変化
③復縁の動機

ひとつずつ説明していきましょう。
最初に考えるのは、どうして別れたのか、その理由です。どうしても我慢できないと感じたポイントがあるなら、忘れたふりをしてはいけません。

次に別れた原因に対処できるぐらい、自分たちが変われたのを考えてみましょう。例えば相手が金銭的にダラしないといった理由で別れたのなら、どれだけ話が弾んでも、相手の金銭感覚を確かめておく必要があります。

もちろん年月が問題を解決することも少なくありません。
昔は心地よい距離感が違ったのに、互いに仕事などで忙しい日々を送る中で、互いが望んでいる距離が一致したといったこともあるでしょう。

最後に考えるべきは、復縁の動機です。
恋人を見つけられなくて寂しいといった理由で復縁するのはお勧めしないと、コートニー・ウォーレン博士は指摘します。また自分を不幸にするタイプを追いかけてしまうといった不健全な動機での復縁も注意が必要だと警鐘を鳴らしています。

どうして復縁したいのか、その理由を自問してみましょう。

以前の失敗を繰り返さないためにも、一呼吸おいて関係を考えてみる。そんなことが復縁には重要なのかもしれませんね。

人の心のしくみについて興味のある方は、こちらもご覧ください。

監修:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

参考:『人間関係の心理学』(齊藤勇/ナツメ社)/『対人社会心理学重要研究集2』(誠信書房)

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