ついてない人必読!内閣府も注目する幸運を引き寄せる能力

      ついてない人必読!内閣府も注目する幸運を引き寄せる能力 はコメントを受け付けていません

「ついていないな~」とぼやきたくなるときありませんか。特にキャリアについては、「花形部署に異動したのに時代の変化で予算が付かなくなる」「会社の業績がいきなり落ちてしまう」ということもあるかもしれません。でも、セレンディピティを知ればついている人生を送れるかもしれませんよ!

  • 幸運へと導く「セレンディピティ」
  • 意識を変えると情報が集まる
  • セレンディピティに重要な3つのA
  • セレンディピティを高める4つのポイント

幸運へと導く「セレンディピティ」

キャリア理論の研究者として有名なスタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」と述べています。つまりキャリアは完全にコントロールすることが難しいものなのでしょう。

同窓会に出席してみると、人生が運によってかなり左右されていると感じることも……。第一志望の企業に就職した人が、そのまま幸運にキャリアを積み上げていない現実を目にするからです。特に転職やセカンドキャリアの選択ともなると、運も必要だと感じることも多いでしょう。

だからこそ重要なキャリア選択が迫っているときには、「運」を味方につけたいと思うのも当然です。

では、そもそも「ついている人」と「ついていない人」は、何が違うのでしょうか?そもそも幸運を捕まえるのに能力は関係ないのでしょうか?

ここで知っておいてほしいのが「セレンディピティ」という言葉です。

「偶然、嬉しいものを見つけ出すこと、幸運に出合うこと、またはその能力」(『働き方の哲学』村山昇 著/ディスカヴァ―・トゥエンティワン)

という意味です。つまり幸運を呼び寄せる能力です。

ここまで読んで「眉唾なんじゃないの!」と思った方もいるかもしれません。しかし内閣府主導で「セレンディピティの計画的創出」という研究が進んでいるほど、セレンディピティは科学的で、なおかつ注目されている考え方なのです。

意識を変えると情報が集まる

そもそも人間は多くの情報をスルーしています。通勤時に見た車種をすべて覚えていたら頭がパンクしてしまうでしょう。ところが一端、そこに意識を向け始めると、情報はスルーされることなく脳に留まります。

例えば、かなり昔に流行った「黄色のワーゲンを見れば幸福になれる」といったような意識があれば、通勤中でも黄色いワーゲンが記憶されるようになります。あるいは健康に気を付けるようになって食品添加物に敏感になれば、雑誌や新聞、ネットなどのメディアから関連情報を目にするようになりますし、無農薬の野菜などの販売店にも気付くようになります。結果的に自分の好みの食材を安く手に入れる機会に巡り合うかもしれません。

当人からすると情報が自然に集まってくるように感じられるかもしれませんが、これは意識を変えた結果なのです。幸運は捕まえる準備をしている人にこそ、ハッキリと見えているものなのです。

セレンディピティに重要な3つのA

セレンディピティは、ペルシャの童話「セレンディップの3人の王子」に由来する言葉です。18世紀、イギリスで広く知られるようになりました。

つまりかなり昔から知られた「能力」だったということですね!

セレンディピティにとって重要なのは、3つのAだと言われています。

Action(行動)

Awareness(気付き)

Acceptance(受容)

まず幸運や偶然を引き起こすには、「行動」が必要になります。例えばいい会社に転職するためには、業界や会社を調べるための「行動」を起こす必要があるのは当然でしょう。

それらに、その偶然や幸福に「気付い」て、その新しい価値観を「受容」しなければいけません。「気付き」や「受容」のためには、その幸運や偶然を受け入れるスキルや知識が必要となってきますので、ただ漠然とした日常を送っているだけではセレンディピティは発揮できないのです。

セレンディピティを高める4つのポイント

ではセレンディピティを高めるためには、どうすればいいのでしょうか?

こここでは4つのポイントを紹介します。

①観察力

セレンディピティの重要なポイントは「気付き」です。気付けば幸運を手にできるのに、素通りしてしまうことが多いからです。株などの投資では、値上げや値下げの兆候に気付けるかが重要になります。これは人生でも同じ! 幸運に気付ける「観察力」が上がれば、確実に幸運をつかむチャンスが増えていきます。

そして観察力を高めるためには、好奇心や興味を持つことが大切です。例えば鉄道が好きな人は、一般の人には見わけがつきにくい車両の違いを把握できます。

興味を持って取り組めれば、それだけで観察力が上がっていくので、まず幸運を起こしたい分野に興味を持つことから始めてみましょう。

特にセカンドキャリアについて考えている人は、自分の興味がどこに向いているのかをしっかりと把握することをおすすめします。

②記録

さまざまな思い付きをメモることで驚くような発明が生まれることがあります。気になったことを忘れないうちにメモっていくことは、セレンディピティを高める重要なポイントです。

携帯を持っているなら、メモも簡単ですし、写真を撮ることも難しくありません。とにかく「オヤ」っと思ったら記録してみましょう。幸運に出会う確率はぐっと高まります。

③考察

さまざまな記録を見直し考察することも重要です。そのときに仮説を立てることが重要だと、『偶然からものを見つけ出す能力 ―「セレンディピティ」の活かし方』(澤泉重一 著/KADOKAWA)には書いてあります。

本人の立てた仮説に関連する情報には、自分でも驚くほど鋭敏な感覚が働くことが意識できる。「当てにしないものを偶然にうまく発見する」には、普段から課題意識を有していることが重要なのである。

メモがある程度溜まったら、仮説を立てて検証してみると違う発想が生まれるかもしれませんね。

④楽しむ姿勢

セレンディピティを高めたいなら気軽に楽しみましょう。効率を考えるよりも、その行動自体を楽しみ、「ムダ」を喜べる心持ちが重要です。そうした余裕が視野を広くし、思いがけない幸運を手に入れる土壌となるのです。

幸運をつかみ取るセレンディピティについて説明してみました。少しだけ意識を変えれば、セレンディピティを高めるような行動が取れそうですよね。気軽に試してみてください。

キャリアについて詳しく知りたい方は、こちらをクリック!

参考:『働き方の哲学』(村山昇 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)/『偶然からものを見つけ出す能力 ――「セレンディピティ」の活かし方』(澤泉重一 著/KADOKAWA)

関連記事

運がよくなりたい人に試してほしい「セレンディピティ」のための6項目... 運の良し悪しが人生の明暗を分けることもあります。実力だけで結果がついてくるわけではないことを、社会に出て痛感することもあるでしょう。だからこそ運の良い人になりたいと思うのも当然でしょう。そんな願いを心理学が叶えることができるって知っていますか? 「運」は研究されている!? 運の...
心理学が教える! 大人の友達の作り方6選... 孤独だと病気になりやすいといった統計結果を聞いたことがあるかもしれません。日本でも孤独対策が実施され、健康を蝕みかねない孤独を防止しようという動きも強まっています。ただ、大人が友達を作るのは簡単ではないかも……。そんな不安を拭える対策をまとめました。 日本は孤独になりやすい ...
本当にやりたいことを知り、自己認識を高める3つの方法... 「自己認識」(セルフアウェアネス)という言葉に注目が集っています。というのも自分のことを理解する人は、自信があって、創造的で、強い人間関係を構築し、コミュニケーション能力も高いといった研究結果があるからです。そこで「自己認識」の高め方をまとめました。 人間関係を強化する自己認識自己認...
心理学が教える「運を味方に付ける」科学的な手法4選... 運がよくなりたいと思ったことは誰にでもあるでしょう。とはいえ運をコントロールできると思っている人は、まずいないのではないでしょうか。それでも運を味方に付ける方法は研究されているようです。「運」に関しての研究成果をまとめてみました。 努力できることがないか考えてみるポイントはチャレンジ...
コロナ禍で出遅れない!ラクラク継続できる勉強メソッド... 新型コロナの影響から自身の雇用に不安を感じる人が増えているようです。そうした中で注目を集めているのが「学び」です。自身の未来のためにコツコツと勉強する人が増えているのです。「でも、やる気が……」という方に、「学び」を継続させるための勉強メソッドを紹介しましょう。 コロナ禍で多くの人が...

働く人の心ラボは、働く人なら知っておきたい『心の仕組み』を解説するサイト。
すぐに応用できる心理学の知識が満載の記事を配信しています。