ピンポイントで解決できるシリーズ1 目標に向けて動こうとしたけど、挫折した方に!

目標を決めたのに実行できない人は、きっとたくさんいることでしょう。目標設定に時間をかけたのにと考えている人も多いでしょう。そんな人にお勧めの目標実行メソッドをお届けします。

  1. どうしてハウツー本では問題が解決しないの?
  2. 目標達成の心構えを持つための3つのステップ
  3. 自分を厳しく批判してしまった人に

どうしてハウツー本では問題が解決しないの?

いま原稿を書いている事務所には、心理学の本に混じって結構な数のハウツー本があります。それらの本を眺めていると、医療分野ではない、ちょっとした心の問題は書籍で解決できるなと思います。世界でもトップクラスの研究者が、わかりやすい解決のノウハウを教えてくれているのですから。

とはいえ実際にノウハウを実行できる人は少ないかもしれません。自分自身も本を買った後、実生活に生かせた経験はほとんどないので。

少なくとも1000円以上のお金を払って問題解決したいと考えていたのに、実行できない理由は何でしょうか?おそらく一番は読んで満足してしまうことではないかと思います。本を1冊読めば、時間管理やら先延ばし克服やら幸福度アップやらに効果のある方法が、書籍には大量に書いてあります。

そのうえメソッドの説明には、それが成功する背景や、成功した人のエピソードまで!「すごい、これは効きそうだ!」と思って行動する前に満足してしまうのです。

もっと驚くことに、数ヵ月後には同じようなハウツー本を買ってきて、「なんだ。同じようなことが書いてある。新鮮味がないな」と考えてしまったりします。これはおかしな話です。新鮮味のあるときに試さないで、改めて解決法を目にしたときには、すでに実行したかのように批判するわけですから!

とにかく問題を解決するのには、動くしかありません。

そこで、なるべくピンポイントの解決策を集めてみることにしました。一冊の本を読み終わってから始めるのではなく、困っているポイントだけを解決できる方法を紹介しますので、すぐに試してみてください。

効果があったら、ぜひ書籍も購入してみてくださいね。

目標達成の心構えを持つための3つのステップ

前置きが長くなりましたが、ここから目標達成に挫折した人のためのメソッドです。

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、メンタル・コントラストという方法を紹介しています。目標をつかむための心構えを持つために有効な方法だそうです。

さて、まずここで用意してもらいものがあります。それは目標を書いた紙やデータなど。今すぐ手元に持ってきましょう。そして一読します。

目標を確認しましたか?

そうしたらすぐに実践です。

メンタル・コントラストの方法を引用します。

1 目標を達成し、成功したときの「感情」をしっかり味わう

2 心の中で、そのときに起きていることを明確にイメージする

・周囲の様子はどうなっているのでしょうか?

・どんな声が聞こえてくるでしょうか?

3 そこに至るまでの、障害を考える

さあ、すぐに実行です。10分もかかりません。今すぐ目を閉じて、想像してみて!

忘れがちですが、3の工程は目標達成に重要な項目です。できれば障害の解決法まで考えてメモっておきましょう。それだけで目標達成の可能性はずっと高くなります。例えば障害に近づかない方法を考えるだけでも、随分と生活が変わってくるはずです。

自分を厳しく批判してしまった人に

これだけでも十分かもしれませんが、挫折してしまった自分の心のメンタルケアも紹介しておきたいと思います。

それは自らに批判的な考え方を変えていく方法です。

目標達成への障害を考えたとき、挫折した瞬間を思い出して、「本当に自分はしょうがないな」とか「自分で自分が嫌になる」とか考えたりしませんでしたか?

じつは自分を傷つけるような批判的な考え方が、行動力を奪っている可能性があります。

そこで自分を批判してしまった人は、次のメソッドをやってみましょう。

1 まず自分が自分に批判的だと気付く

2 批判された自分を優しく癒す

3 独りになれる場所で、自分の腕を触ったり、両手で顔を覆う

少し難しいのは、2でしょう。『セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる』(クリスティーン・ネフ 著/金剛出版)には、

「慈悲的な(思いやりのある)友人が何と言うかを想像するとよいでしょう」

と書いてあります。

例えば、ダイエットに失敗したとしたら、「あなたが精神的に落ちこんでいてケーキを食べたことは理解できます。でも、もっと落ち込んでしまいましたね。私はあなたに幸せになってほしいと思っています。気分転換に散歩でもしてみませんか?」と自分に声をかけてみてください。

目標達成できなかった自分を、少しでも癒してあげられたら、一歩踏み出せる元気がわいくるはず。何事にも完璧でありたいと思っている人ほど試してもらいたいメソッドです。

参考:

『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

『セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる』(クリスティーン・ネフ 著/金剛出版)

関連記事

絶対に睡眠時間を削ってはいけない4つの理由... ダラダラと海外ドラマを見ていたら、いつの間に深夜になり、睡眠時間が削られてしまった。そんな経験は誰にでもあるものです。しかし、その影響がどれほど大きいものかは、あまり知らないかも。でも、次の4つの事実を知ったら夜更かしが怖くなるかもしれません! 心も頭も働かなくなる 世界的に見...
イノベーションに欠かせない斬新なアイデアを生み出す3つの方法... イノベーションの重要性が叫ばれるようになり、より注目を集めるようになったのが「創造性」でしょう。しかし、これまで斬新なアイデアなんて考えたことがなかったのに……と頭を抱えてしまう人も多いかも。そこで斬新なアイデアを生み出す方法を紹介しましょう。 安心なアイデアが求められる時代 ...
なりたい自分になる!アファメーション6つのポイント... アファメーションを知っていますか?なりたい自分をフレーズにして何度も口にすることで、実現に導くといったもので、アスリートにより効果が確認されたという論文もあります。アファメーションの世界をちょっと覗いてみませんか? スポーツ競技で効果が!6つのポイント スポーツ競技で効果が! ...
脳を刺激して集中力を取り戻す!すぐに試せる6つの方法... 集中力がなく、何となくボーッとして、頭のキレがない。気づけば携帯やPCの画面を見てしまっている。そんな状態なのは、脳が疲れているからかもしれません。そこで脳の疲れを回復させる6つの方法を紹介しましょう。 脳が喜ぶ6つの対策 どれだけ健康的な生活をしていても、イマイチ頭の回転がよ...
集中力を取り戻す!散らかっている環境を整える6つのステップ... 忙しいから、疲れているからなどなど理由はさまざまですが、生活全般が整っていないと感じることはありませんか? 散らかった部屋は集中力を奪います。ベストなパフォーマンスを取り戻すための6つのステップを紹介します。 散らかっている環境は脳に負担 ボンド大学ビジネススクールのリビー・サ...

働く人の心ラボは、働く人なら知っておきたい『心の仕組み』を解説するサイト。
すぐに応用できる心理学の知識が満載の記事を配信しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です