及川光博・檀れいが明言した離婚理由を心理学からまじめに考えてみた

理想の夫婦としてメディアに取り上げられることも少なくなかった及川光博・檀れいの離婚。メディアが送ったコメントに書かれた離婚理由を心理学の視点から解説します。

  1. 離婚の原因は「ゆとり」
  2. ライフイベントを客観的に見れる余裕
  3. パートナーのことを考えられなかった!?
  4. 完璧主義と「ゆとり」の関係
  5. 大量の情報が「ゆとり」奪う

離婚の原因は「ゆとり」

11月28日、及川光博・檀れい夫妻が離婚を発表しました。以前、及川氏の浮気かもといった報道はあったものの、突然の離婚発表にメディアも大騒ぎとなりました。

ネットなどではさまざまな離婚理由が囁かれていますが、当人達が認めた離婚理由は、ただ1つ。「ゆとり」でした。

11月28日の離婚報告のコメントには、次のような文章が書いてありました。

「出会いから9年、2011年7月に夫婦となってから7年間、共に学び、支えあい、仲良く過ごしてまいりましたが、互いが仕事に集中するあまり、時間的にも精神的にもゆとりが持てなくなってしまったのが実情です」

及川氏は歌手としても俳優としても人気を博しており、檀氏もまた女優として高い評価を得ているだけに、どちらも多忙。その意味では時間的ゆとりがないのは致し方ないのでしょう。では、精神的な「ゆとり」がないとは、どんな状況だったのでしょうか。

ライフイベントを客観的に見れる余裕

じつは、いろいろな感情・状況を含み、あいまいな基準で使われる「ゆとり」という言葉は、心理学では扱いにくいといった背景がありました。それでも1993年には、「ゆとり」を感じる心理状態について8つの因子から「ゆとり感尺度」を作ることに成功しています。

さらに佐川由記氏が2005年に発表した論文には、心理的ゆとりについて、「何らかのライフイベントにぶつかっても、困難な状況にいる自分を一歩引いてみることでそれに巻き込まれることなく対処できる」ことと記載しています。

離婚原因を探る報道の中には、介護問題を取り上げているものもあったため、仕事が多忙なだけに「ライフイベント」を客観的に見据える余裕を持てなかったという解釈もできるかもしれません。

パートナーのことを考えられなかった!?

今回の離婚に関連する精神的な「ゆとり」を調べた結果、2008年に富田真弓氏が作った「心のゆとり感尺度」に突き当たりました。というのも他人への対応などから「ゆとり」を測定するための項目が含まれていたからです。

・他人のことも思いやれる余裕があると感じる

・自分のことだけではなく人のことも考えられると感じる

・他人に寛容になれると感じる

・柔軟な考えや姿勢を持っていると感じる

・自分のことで精一杯だと感じる

「ゆとり」のある状態を4つ、ない状態を1つ書き出してありますが、この項目が自分に当てはまるかどうかによって、自分がゆとりを持てているのかわかる選択肢です。

時間的に切迫しているかだけではなく、パートナーのことを考えられるのかどうかが重要だったのではないか、と心理学的な観点から考えることができるでしょう。

・完璧主義と「ゆとり」の関係

さらに及川氏は「長所は『理想主義』で、短所は『完璧主義』」と自ら語っていました。過去には、「怪我や火傷をしたらダメだからと。仕事がお芝居をしたり、人に見られる仕事だから」(デイリー 2018年6月25日)と、及川氏が自宅での揚げ物を禁止していると檀氏が明らかにしたこともありました。

ファンも楽しめることで有名なステージパフォーマンスは、こうした完璧主義だからこそできていたのかもしれませんが、ゆとりを失ったとき「柔軟な考えや姿勢を持っていると感じる」状態になかったのかもしれません。

ファンであれば、キリッとしていないミッチーなど想像もできないかもしれませんが、その完璧なイメージを維持するために日々、生活していたのだとすれば、「ゆとり」を失いがちだったのかもしれません。

・大量の情報が「ゆとり」奪う

富田氏によれば、「現代は『時間に追われている』『忙しい』と感じやすい時代」と言えるそうです。その原因として、他の論文を引用しながら次のように書いています。

「『時間に追い立てられている』と感じるのは、『体験する時間と客観的な時間経過との間に大きな違いが生じている点に原因がある』と述べており、『現代社会のように、時間内に処理しなければならない情報量が増大してくると、たえず時間に追われているという実感のみが支配的になる』」

「時間に追われるのではなく、そこに主体性を持って、情報の取捨選択、生き方の取捨選択をしていくことがゆとりを持つ上でも必要」

大量の情報に踊らされると、どんどん「ゆとり」を失っていくので、どんな生き方をして、どんな情報を受け取るのかを自ら選択していくことで、「ゆとり」が生まれるということでしょう。

結婚を続けるだけが幸せとも限りませんが、理想の夫婦とも言われた及川・檀夫妻の離婚コメントから、自身の「ゆとり」について考えてみるのも、いい機会かもしれません。

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