妻のストレス原因のトップは夫!離婚を切り出されないためのたった1つのメソッドを紹介

12月3日は「妻の日」。夫が思っている以上に妻がストレスを抱えているようです。その実態と対策について、筆者の実体験を交えながら書いていきたいと思います。

  1. 約68%がイライラの原因が夫と回答
  2. 妻はパートナーがいないのを喜ぶ!?
  3. 夫がいると面倒くさい
  4. 離婚の“種”は会話に隠れている

約68%がイライラの原因が夫と回答

夫婦仲についてのアンケートで、夫のことを「あまり好きではない」とか「嫌い」と答える妻の数が多いのは、意外と知られています(知らないというあなた、今ここで知っておいた方がいいと思いますよ!)。

例えば、雑誌『プレジデントファミリー』と「gooリサーチ」が共同で実施した「家庭内でのストレス」について、83.2%が「しばしばある」「たまにある」と回答し、「イライラの原因」のトップは68.1%を記録した「夫」なのです(複数回答)。同様の調査結果は、調べれば結構出てくると思います。

よく産後の精神が不安定な時期に、妻を気遣わず、自分の世話まで押しつけたりしたことが妻に嫌われる原因の一つなどと言われています。だからといって出産後、多少は家事・育児を手伝ったから大丈夫などと思っている既婚男性がいたら、それはかなり危険です!

妻はパートナーがいないのを喜ぶ!?

筆者の私(男性)は仕事の関係で事実上の別居婚です。パートナーとはかなり遠距離ということもあって、ほとんど会うことができない結婚生活が続いています。今まで私の知り合いで、私たちよりもお互いが会う機会が少なかったのは、イージス艦搭乗員のパートナーを持つ女性と話したときぐらいでした。(現在地点も国家機密らしく、上陸寸前にしか連絡が入らないとか)。

じつは日本の家庭の夫婦仲は、「けっこう危機的?」なのではと感じたのは、自分が結婚してからでした。結婚の話題となると、「ほとんど妻に会っていない」と説明するわけですが、それに対して、私の周囲の既婚男女の返答が違い過ぎているのです。新婚を除いて、既婚女性の9割以上が「いいなー」と口にします。ところが男性はけっこうな確率で「寂しくないの?」とたずねてくるのです。この主語が「自分が」ならまだいいのですが、それなりの確率で「妻がさびしくないか」を心配するのです。

いやいやいや、妻のほとんどは独りになりたいのでしょう……。

夫がいると面倒くさい

既婚女性のつぶやく「いいなー」の多さに筆者自身ショックを受け、「どうして、ほとんど会わない方がいいの」とたずねたりしていたのですが、「居ると面倒だから」といった答えが多いんです。何らかの世話をしなくちゃいけないとか、居るだけで気詰まりなんて感じるらしいのです。

アンケート調査ほど大勢の人にたずねたわけではないのですが(それでも100人は超えているはずです)、9割もの既婚女性が「いない方が嬉しい」と感じる既婚男性の存在って、なかなかのものだと思っています。

9割以上といえば、お寿司を好きな日本人のアンケートデータと同じ。つまり自分の周りで、「お寿司好き?」と聞いて、「どっちでもない」とか「好きじゃない」と言われるぐらいの確率でしか、「夫が家に居てほしい」と思う妻に出会えないということ。

しかも恐ろしいことに、ほとんどの男性は妻の気持ちを知らない。夫に対する妻の厳しい視線を物語るアンケート結果を見ても、なぜか「うちだけは大丈夫」と思ってしまうようなのです。

また、そう思えるぐらいには、妻側も夫に接しているということなのでしょう。


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子どもの出産が離婚につながる!? 産後クライシスを乗り切る夫婦のコツ

離婚に直結する5つのサインって?


離婚の“種”は会話に隠れている

本来ならここで、「妻が見直してくれる心理学的3つのアプローチ」とかお伝えしたいところですが、そこまで事は簡単ではないかと……。

「ヘタすると何十年も積み重なっている不満を短期に解消するのは難しいのでは」とか、「ちょっと面倒に思われているぐらいが夫婦ではないか」とか、そんないろいろな状況を鑑み、とりあえず離婚しないためのメソッドの決定版をお伝えしたいと思います。

夫婦間の心理について研究しているジョン・ゴットマンは、3分間の夫婦の話し合いで、将来離婚する夫婦を9割の確率で当てました。

その判断基準の1つが、会話内容。

結婚が長続きするカップルは、相手に1つ否定的なことを口にしたら、肯定的なことを5つは語っており、破局に向かう夫婦は相手を肯定する言葉より否定する言葉が多くなるとのこと。

つまり夫婦円満の黄金率は5対1。

とにかく老後、独りで過ごしたくないなら、既婚男性は黄金律をめざして今日からでも会話をすべきでしょう。

今日は「妻の日」。

夫が自らの行動を変える日としても、適しているのではないでしょうか?

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