仕事のパフォーマンスをあげたいなら「孤独」から抜け出すたった1つの言葉を唱えろ!!

秋の夜長、何となく孤独だなと感じることはありませんか?

会社でも孤独だなと感じたら、ものすごくパフォーマンスが落ちているかもしれませんよ!孤独とビジネスの関係を説明しましょう。

  1. 寂しくて死ぬのはウサギではなくヒト
  2. 一緒に仕事をしていると思うだけで48%もパフォーマンス増
  3. 「一緒に」と言え!

寂しくて死ぬのはウサギではなくヒト

「ウサギは寂しいと死んじゃう」という話を聞いたことがありますか?じつは、この話はウソ。環境の変化に弱く、ウサギは12時間以上の絶食で死んでしまうこともありますが、孤独で死ぬわけではありません。

むしろ孤独に弱いのは人間です。

神経科学者のマシュー・リーバーマンによれば、人間関係の失敗を人の脳は痛みと同じように感じているそうです。実験の結果によると、失恋の痛手には頭痛薬が効くらしいのです!

また、シカゴ大学のジョン・カシオポ教授らは、人が孤独を感じたときの脳の状態を調査し、脳が「孤独」と「痛み」を同じシグナルで受け取っていることを明らかにしました。

つまり孤独は体を傷つけているのと同じというわけです。

一緒に仕事をしていると思うだけで48%もパフォーマンス増

スタンフォード大学のプリヤンカ・カーとグレッグ・ウォルトンの研究結果は衝撃的です。

彼らは、実験参加者を少人数のグループとして集め、それから個室に隔離して難しいパズルを解いてもらいました。ただし片方のグループは、「チームが一緒にやるタスク」だと説明し、チームの各メンバー間でパズルのヒントを送ったりもらったりすると話したのです。

もう一方のグループには、「一緒のタスク」だと告げず、ヒントはメンバーからではなく研究者から受け取ると教えました。

やっていることは2つのグループで変わりがありません。難しいパズルを個室で解き、ときどきヒントをもらう。ただ、仲間と一緒にパズルを解いていると思っているかどうかだけが違います。

たったこれだけの差なのに、実験結果は大きく異なりました。

仲間と一緒に解いたグループは、一人で解いたグループより作業時間が48%も長く、正解数も多かったのです。さらに後から作業内容についてもより詳しく思い出すことができ、作業により疲れや消耗も少なく、パズルを解くのもより面白いと感じたのです。

みんなで協力しながら作業をしていると感じるだけで、これだけの違いが出ているのですから、この研究成果を利用しない手はありません。

この実験で注目すべきは、一体感があると感じるだけで、作業が面白いと感じることでしょう。さらに実際に作業が個室であっても、グループ内で問題解決のための情報がやりとりされることでモチベーションが維持できたことも重要です。

つまり、まず同じグループであることを伝え、仕事の進捗に合わせてグループ内で情報をやり取りできれば、孤独に仕事をしているチームよりパフォーマンスが発揮できる可能性があるということです。

「一緒に」と言え!

そして最も大きなポイントは孤独を感じないように仲間や部下に気を配っておくことでしょう。孤独を感じるグループが約半分のパフォーマンスしか示せないと考えれば、マネジメントにそれなりの時間を割いてもマイナスにはならないでしょう。

もちろん職場で大人同士が「仲間だ」と伝え合うのは、なかなか気恥ずかしいかもしれません。ただ一緒のグループだと伝えることは重要でしょう。コロンビア大学のハイディ・トルバーソンは、この実験結果を実生活で受け取るには、「『一緒に』と言うだけでいい」と書いています。ぜひ試してみたい一言です。

さらに「親密な他者との一体感が高まると、相手と自分の共有している特性に注目しやすい」といった心理実験の結果もあるので、自分と仲間の違う部分ではなく、似通っている部分に目を向けていくことも効果がありそうです。

ぜひ、試してみてください。

参考:ハーバーとビジネスレビュー

関連記事

最近、雑談してますか?新型コロナでやりにくくなるコミュニケーションとは... 雑談の効力を知っていますか?仕事の効率を下げるようにしか見えない雑談ですが、ビジネスでは大きな力を発揮することがわかっています。その効力とテレワークの関係について説明しましょう。 組織を強化し、評価を上げる雑談の効果を高める3つの方法新型コロナ禍でどうやって雑談?「なんか会社に活気が...
人だけでなく組織も成長させるマインドセットの秘密って?... 「マインドセット」という言葉を知っていますか?考え方のクセのことです。そしてマインドセットには成長を促すタイプがあり、それは個人だけではなく組織にも当てはまることがわかっています。今日は組織のマインドセットについて説明します。 無理だと考えるから成長しないマインドセット別の組織の特徴...
営業の成績発表や成果主義は企業に悪影響!?... 個々人が競争している集団と、みんなが協力している集団では、どちらの方が成果を出せるのでしょうか?テレワークによって成果主義が加速するという報道もあり、競争と協同の集団の違いについて調べてみました。 競争すると課題達成の責任感が低くなるフィードバックが行動を変える育成には「ランキング」...
賃金を上げれば会社は儲かる! 「売り上げが上がったらボーナスも上がるぞ!」と、社員のやる気を引き出そうとするのは、よくある手法です。しかし先に「ニンジン」をあげたほうが、きちんと走ってくれるみたいですよ。研究者や経営者が指摘しています。 時給を1ドル引き上げるたびに、売り上げが28ドル増加!コストコの高時給は日本...
部下のモチベーションを高めるポイントは〇〇欲求だった!... どんな人を部下に雇えばいいのか?面接などで考えてしまう人もいることでしょう。しかし心理学的には1971年に答えが出ています。働く意欲に関する心理学者ハックマンとロウラーの実験を紹介しましょう! 従業員のモチベーションを高める4つのポイント 業績もモチベーションも高い人って「成長欲求...

働く人の心ラボは、働く人なら知っておきたい『心の仕組み』を解説するサイト。
すぐに応用できる心理学の知識が満載の記事を配信しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です