プレゼンで緊張してしまう時の新しい対処法

炭水化物抜きダイエットで「ご飯は絶対に食べちゃダメだ」と思えば思うほど、ご飯のことが頭に浮かんでしまう、そんな経験、ありますよね。

これは【シロクマ効果】と呼ばれる現象で、皮肉過程理論と呼ばれています。

なぜ禁止すればするほど反対のことをしてしまう現象をシロクマ効果と呼ぶのでしょうか?

  1. 考えるなと言われるほど考えてしまう
  2. 環境を変えてシロクマを追い出そう
  3. 現状を受け入れてシロクマ退治を!

考えるなと言われるほど考えてしまう

ロシアの小説家レフ・トルストイは、幼い頃に、「シロクマのことを考えなくなるまで部屋の隅に座っていろ」と兄に命じられました。しかしそう言われることによって、ますますシロクマのことがどうしても頭から離れなくなってしまったそうです。

アメリカの心理学者ダニエル・ウェグナーはこの話からある心理的メカニズムについての実験を行いました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、通称「シロクマ実験」です。

この実験では、被験者を3つのグループに分けて、各グループにシロクマの1日を追った映像を見せました。

その後それぞれのグループに以下のことを伝えました。

グループ1:「シロクマのことを考えておくように」

グループ2:「シロクマのことを考えても考えなくてもいい」

グループ3:「シロクマのことを絶対に考えないように」

それからしばらくして、それぞれのグループにシロクマの映像について質問をしてみたのです。

すると、シロクマの映像のことを一番覚えていたのは、「シロクマのことを絶対に考えないように」と伝えられたグループ3だったのです!

これはまさに皮肉です! 考えることを禁止された人たちが一番覚えてしまっていたなんて!

環境を変えてシロクマを追い出そう

これは、禁止することでリバウンドが生まれてしまうということを表しています。

禁止したり、思考を抑圧したりすると、その後のリバウンドは必ず大きくなってしまうんですね。

では、このシロクマ効果を仕事に生かす方法を考えてみましょう。

真面目な人ほど仕事での失敗を重く受け止めてしまい、落ち込んでしまうと思います。

でもそんな時「どうして自分はいつも大事なところでミスしてしまうんだろう」というネガティブ思考や、「もうこのことは考えないようにしよう」という思考の抑圧をしてしまっていたりするのではないでしょうか?

その状態から抜け出すのに一番効果的な方法は、別のことをすること。

拍子抜けするくらい簡単なことなのです。

例えばお酒を飲むでもいいし、お風呂に入るでもいい。テレビを見るでもいいのです。

とにかくそのネガティブな思考をストップさせることが重要です。

もしそれでも抜け出せないくらいひどく落ち込んでしまった時は、自分の環境を大きく変えてくれる旅行が効果的です。

遠い場所へ引っ越しなんてできたら、全ての環境を変えられるのでもっと効果的ですね。

・現状を受け入れてシロクマ退治を!

落ち込んだ状態の時に、「元気にならなきゃ、元気にならなきゃ」と思うのも逆効果。

頑張り屋さんの人ほど何とか明るく振舞って、逆に無気力状態になってしまうこともあると思います。

だから、「自分はよく頑張った」というプラスの面と、「今は落ち込んでいる」という現状を受け入れてみるのも方法でしょう。

失恋して「忘れたい」と思えば思うほどその元恋人のことばかり考えてしまう現象も、このシロクマ効果がしっかり働いてしまっていたんですね。

プレゼンの場で異常に緊張してしまうなら「落ち着け、落ち着け」と思えば思うほど緊張してしまいます。シロクマ効果は禁止しているから起こります。つまり緊張している現状から抜け出そうとすることで、かえってシロクマに捕まってしまうのです。

逆に緊張している自分を認め、受け入れることができれば、少しずつ自分を取り戻していくことでしょう。

シロクマに追いかけられるスパイラルから抜け出すヒントは見つかりましたか?

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