営業では話の切り上げ時も重要です。もう聴きたくない話を永遠に話している状態は、営業マンにとっても、お客様にとってもプラスではありません。そこで話を切り上げたいと考えている人のサインをお知らせしましょう。
- このサインが出たら要注意
このサインが出たら要注意
営業や打ち合わせで、いつ席を立つのかはとても重要です。ただし相手が「そろそろ」と言うタイミングだと、けっこう遅いことも。そこで、これが出たら「引き上げ時」だとわかるサインを、『面白いほどよくわかる!他人の心理学』(渋谷昌三 著 西東社)を参考にまとめました。
営業や打ち合わせで、いつ席を立つのかはとても重要です。ただし相手が「そろそろ」と言うタイミングだと、けっこう遅いことも。そこで、これが出たら「引き上げ時」だとわかるサインを、『面白いほどよくわかる! 他人の心理学』(渋谷昌三 著 西東社)を参考にまとめました。
①意味のない動作を繰り返す
話に飽きてくると、手持ちぶさたな感じが動作に表れます。空のカップを口に運んだり、携帯をいじったりすることもあるでしょう。すでに話から興味が移っているというアピールを、そうした動作から読み取りましょう。
②1度に3回以上うなずく
何度もうなずく姿を見て、話に関心を持っているんだと思ってはいけません。数の多すぎるうなずきは、面倒になったというサインなのです。もともと、うなずきは重要なコミュニケーション手段です。本来であればタイミングなどを図って、相手にしっかり話を聴いているんだというサインとして発するものです。
ところが「もう話を聴いてもな……」と思い始めると、うなずきもいい加減になってしまうのです。また話の序盤でしっかりとうなずいているようなら、話に興味がない証拠。すぐに話を切り上げるタイミングをさがしましょう。
③咳払い
相手が風邪でもないのに、何度も咳払いをしたら、かなり要注意です。
咳払いは威嚇や拒否のサインとしても使われるもの。またストレスがたまってきた合図として発せられる場合もあるのです。
話の内容に反対しているケースもあります。いずれにしても、かなり要注意なアピールなのです。なるべく早く話を切り上げた方が良さそうですね。
④髪をいじり始める
これも要注意のしぐさの一つです。恋人同士なら甘えたいときなどに女性が髪をいじるケースがありますが、退屈だったり、つまらないと感じているときも無意識に髪をいじってしまうものです。ビジネスの場だったら、もう話を切り上げた方がよいでしょう。
⑤イスから腰を浮かせる
これはすごく分かりやすいサインですね。
もう終わりにしたいと思い始めると、無意識に腰を浮かせる人は少なくありません。また、もう終わったかなと思い始めたときに、ちょっと腰を浮かせる人も見かけますね。
いずれにしても話は十分というサインですので、話を終わらせるようにしましょう。
⑥理由を付けて席を離れる
「ちょっと電話を」「ちょっとトイレに」なんて言葉が出てきたら、そろそろ引き上げ時かもしれません。席を離れたたいという要望が、行動となって表れている状態です。髪をいじったりしている相手より、より早めの対処が必要でしょう。
⑦「とにかく」を連呼
「とにかく」はかなり強烈な「締め」の言葉です。「いろいろあるけど、もう終わりにしよう」という意志を表明するために、よく使われる言葉ですから。
「とにかく、これで」とか、「とにかく、○○なんですね」とか、話をまとめたがっているのは明らかでしょう。
相手が「とにかく」を使い始めたら、話をまとめるようにしましょう。
話を切り上げるべき7つのサインでした。
最後の印象は、その人の印象に影響を及ぼすことがわかっています。「終わりよければすべてよし」。最後にスマートな印象を与えたいものです。そのためにも話を終えるタイミングには気を付けてください。
参考:『面白いほどよくわかる! 他人の心理学』(渋谷昌三 著 西東社)