最近、食欲がなかったり、頭痛がしたり、身体がだるくてなかなか起きられないなんてことはありませんか。実はそれ、うつ病のサインかもしれません。セルフチェックで精神状態の危険度を知っておきましょう。
- うつ病が、ある日突然やってくる?!
- うつ病の危険度を調べる20のチェックリスト
- あてはまるものが多いな……と思ったら、専門家のもとへ
うつ病が、ある日突然やってくる?!
気分の落ち込みを「一時的なもの」と保留しておいて、今のままの生活を続けていくと、うつはじわじわ心と体をむしばんでいきます。そして、「ある日突然、布団から動けず会社に行きたくても行けなくなる」という結果になりかねません。 うつ病の症状は、気分の落ち込みだけではありません。身体的症状が同時に出てきて、心も体も全体的に重苦しくなってくるのが特徴です。体の症状、心の症状をチェックして、その危険度を調べてみましょう。
うつ病の危険度を調べる20のチェックリスト
この2週間から1ヶ月間、あてはまるものがあればチェックしてみてください。
【体の症状】
・身体がダル重い状態が続いている
・慢性的に肩コリがひどい
・最近、頭痛が多くなった
・最近、寝つきが悪い
・最近、朝早く起きてしまい、眠れない
・息切れすることが多くなった
・喉が詰まる感じがする
【集中力の低下】
・集中して本を読めなくなった
・テレビドラマを見ていても話を追えない
・最近、「全然話を聞いてないね」と言われることが増えた
【気分の落ち込み】
・自分は困っていても誰からも助けられなくて当然の存在だと思う
・なんか死にたいと考えることがある
・漠然と不安である
・食欲不振である
・過食気味である
・趣味活動が楽しく感じられなくなり、最近ほとんどしていない
・人と会うのがおっくうだ
【うつ病に陥りやすい性格】
・几帳面である
・仕事熱心なほうだ
・失敗するといつまでも引きずってしまう
あてはまるものが多いな……と思ったら、専門家のもとへ
上記のチェックリストは、「チェックが多ければうつ病決定」と決めつけるようなものではありません。「このような症状があったらうつ状態の可能性がある」と知らせるためのものです。ただ、たくさんチェックがついた人、各カテゴリーごとにまんべんなくチェックがついた人は、一度メンタルクリニックなど専門家のもとへ行ったほうが良いかもしれません。
とくに働く人のためのメンタルセルフチェックとしては、厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票フィードバックプログラム」に基づいて製作された「5分でできる職場のストレスセルフチェック」があります。ストレスレベルを調べ、重度の場合は上司に相談してみましょう。
産業カウンセラーに相談をしたい方はこちらをご覧下さい。
監修:日本産業カウンセラー協会
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参考サイト