スッキリしない気持ちを切り替え元気になる方法は、さまざまなバリエーションがあります。そのための書籍なども出版されています。朝日を浴びたり、掃除をしたりするのは、その典型でしょう。そこで今回は、あまり知られていない気持ちのリセットの方法をまとめてみました。
- 気分転換にも変化を!
- 幼なじみに会う
- 子供向けの遊びをする
- 屋内でやることを屋外で、屋外ですることを屋内で
- 先延ばしのタスクを実行する
- タスクを簡単にする
気分転換にも変化を!
スッキリとしない気分を切り替えるための方法を、誰も一つや二つは持っているのではないでしょうか。サウナや掃除、早朝の散歩といったことを実行する人も多いでしょう。ただ、そうした自分のルーチンにも飽きを感じたことはありませんか? 「ちょっと落ち込むたびにサウナというのもな……」といった感じです。
そんな人に届けたいのが、ちょっと珍しい対策法です。気軽に試せるものを集めたので、ぜひ試してみてください。
①幼なじみに会う
自分の本質はどんなものだろうと考えたとき、幼少期の自分を思い出すといった方法があります。定年後に自分のやりたいことを発見するために、子どもの頃に聴いた音楽を流して、当時の自分にとって大切だったものを思い出すといった方法を推奨する人もいます。 そして現在の自分の状態に行き詰まりを感じているなら、幼なじみと会って、話す時間を過ごしてみませんか? 自分の本質を知る人との再会は、単にエネルギーをもらえるだけではなく、自分にとって大切なことが何だったのかを思い出すきっかけにもなるそうです。
②子供向けの遊びをする
モヤモヤとした気分は、心が動かなくなってしまったときに起こります。笑えなくなったり、感動できなくなったり……。
そんなときに試したいのが、意外にも子ども向けの遊びです。好奇心と遊び心を刺激する子ども向けのゲームや映画、遊びを試してみましょう。思った以上に面白いと感じるかもしれません。アスレチックなどのアトラクションなども、改めてやってみると楽しいかも。
思い切り楽しめれば、その日の夜はスッキリと眠れるかもしれません。
③屋内でやることを屋外で、屋外ですることを屋内で
この提案は、かなり奇妙に感じるかもしれません。しかしバーベキューだって屋内でやるなら、ただの料理です。
コーヒーをあえて外で飲んでみたり、部屋にテントを張って寝袋で寝てみたり。屋内と屋外を入れ替えるだけで、これまではまったく違った景色が見えてきます。
スッキリしない気分は、硬直した日常からも起こります。これまでにない視点から日常生活を眺めてみると、意外なほどスッキリすることもあるかもしれません。
④先延ばしのタスクを実行する
やらなければならないのにできていない状況は、意外なほど人のパワーを奪っていきます。やっていない仕事の束を、人は無意識のうちに何度も確認するといったことも確認されています。
そして先延ばししていることの大半は、じつはそれほど時間のかかるものではありません。手を付けてみれば、30分もかからずに終わるといったことも多いものです。先延ばししているタスクを書き出して、簡単そうなものに手を付けてみましょう。タスクの数が減るだけでも、スッキリとするはずです。
⑤タスクを簡単にする
自分をすり減らしていると感じるタスクがあるなら、思い切って自主的なルールを撤廃してみましょう。よりタスクを簡単にできるように改善するのです。そうした変更は、ときにサボってしまったような気分を引き起こすかもしれません。しかし自主的なルールに満足していたのは、もしかたしたら自分だけかもしれません。
モヤモヤした気分は、ルーチンとなっている生活のひずみを見つけるきっかけになるかもしれません。気分を変え、新たな視点から生活を見つめ直すことができるような方法をまとめてみました。
少しでもスッキリした気持ちで過ごせることをお祈りしています。
人の心のしくみについて興味のある方は、こちらもご覧ください。
監修:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
参考:「9 Non-Obvious Ways to Reinvigorate Yourself」(Alice Boyes, Ph.D./Psychology Today)