気力、体力不足で全くやる気が出ないときでも、たった一つの言葉に動かされることがありますよね。仕事に関する格言で、自分に喝を入れましょう。成功者の言葉ほど、重いものはありません。気に入った言葉があったら書き留めて、ぜひ壁紙に!あるいは財布に常備を!
- 「もっとも重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」(スティーブ・ジョブズ)
- 「金は評判のある所に自然と集まるもの」(坂本龍馬)
- 「心配とは行動不足からくるもの」(野村克也)
- 「人は教えることによって、最もよく学ぶ」(セネカ)
- 「二番を歌うな」(糸井重里)
- 「現状維持では後退するばかり」(ウォルト・ディズニー)
- 「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぼう」(ガンジー)
- 「何も特色がなくとも正直に働く人は、それは新しい世界の基礎になる」(武者小路実篤)
- 自分への戒めに、勇気づけに。日曜の夜は格言に身をゆだねて
「もっとも重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」(スティーブ・ジョブズ)
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズの言葉は含蓄のあるものばかりです。どんな意味にも取れてしまうのが、彼の言葉の深さ。「GO」は出せても、「やっぱりそれ待って」とは言いだしにくいと思っているあなた。部下に向かって、カッコつけているだけではありませんか?無駄なこと、利益を生まないことはすっぱりやめる潔さが、仕事をする上では必要です。
スティーブ・ジョブズには、「初心を持っているのは素晴らしいこと」「人はそれを見せてもらうまで何が欲しいかわからない」など、さまざまな格言があります。もっと彼の言葉に触れたい人は、本も読んでみましょう。
「金は評判のある所に自然と集まるもの」(坂本龍馬)
お金よりも大事なものが「評判」である、と言った後にこの格言。評判は、信頼とも置き換えられますね。「慎重は下僚の美徳、大胆は大将の美徳」といった名言もあります。彼が長く生きていたら、日本はどう変わっていたでしょうか。
「心配とは行動不足からくるもの」(野村克也)
プロ野球の監督らしい名言です。確かに、「ああなったらどうしよう」などと心配して悩むのは、心配ごとを払しょくするような行動をしていないからです。心配する前に、行動しましょう。「プレゼン資料、間に合わなかったらどうしよう」と眠れないときは、いつもより早めの出社を心がけて!
「人は教えることによって、最もよく学ぶ」(セネカ)
セネカはローマ帝国時代の哲学者で政治家です。脳科学的な観点から見ても、情報をインプットするだけより、それを人に教えることでアウトプットすることで、記憶が定着することがわかっています。業務に役立つスキルなど、いろいろ学んでもなかなか定着しないなと悩んでいるなら、思い切って社内講座などを開いて、自ら講師になってみて。
「二番を歌うな」(糸井重里)
コピーライターの糸井重里らしい格言です。ここでいう「二番」とは、うまくいった仕事を「歌のメロディーの一番」と考えたときの「続きの二番」。成功体験から同じような仕事を繰り返すなという意味です。一つ仕事が成功すると、ついつい「次も同じように」とラクしがちですが、仕事は生もの。そう簡単にはいきませんよね。日々、精進が大事です。
「現状維持では後退するばかり」(ウォルト・ディズニー)
世の中は常に変化しています。特に現代における変化のスピードは、息つく暇もないほど。そんな中で現状維持を決め込んでいては、世間に置いていかれてしまいますね。今のスキルに胡坐をかいていては、どんどん後退していくばかりと考え、常に勉強、成長を心がけなければなりません。
「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぼう」(ガンジー)
人生は長いと考えると、生きることに切実さがなくなってしまいます。今日、自分の持っている力を最大限に発揮するには、「明日はないかもしれない」くらいの意気込みが大事です。ただ、「明日はない」と思っていると、「どうせ、勉強なんてしたって無駄だ」と考えてしまいますよね。そこをガンジーはうまくフォローしています。
「何も特色がなくとも正直に働く人は、それは新しい世界の基礎になる」(武者小路実篤)
自分を何の能力もない平凡な人間だと思っている人にとっては、非常に心強い言葉ではないでしょうか。コツコツ働くだけが取り柄の自分でも、その働きは必ず未来に貢献しているのです。
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自分への戒めに、勇気づけに。日曜の夜は格言に身をゆだねて
とくに日曜の夜は「明日から仕事か……」と、気分が落ち込みがち。ちょうどテレビアニメ「サザエさん」が始まる頃から気分の低下が始まる人が多いため、「サザエさん症候群」などとも呼ばれています。うつうつとした自分にハッパをかけたいなら、格言に触れるのがおすすめ。偉人の力を借りて、ブルーマンデーに立ち向かいましょう。
参考:『働く大人のための「学び」の教科書』中原淳、かんき出版