「まじめに仕事しているのに評価されない」と感じたときに対策法

職場できちんと評価されていないと感じることはありませんか?これだけ貢献しているのに、上司や会社側の評価はイマイチ。そんな日々にやる気をなくしてしまっていることも……。でも、もしかしたら、心理学的な錯覚もあるのかもしれません!

  • 能力が低い人ほど過大評価の傾向
  • マインドセットを変えていく

能力が低い人ほど過大評価の傾向

自己評価に関連する心理学で、「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれるものがあります。これは自分の能力が低い人ほど、自分の能力を高く評価する傾向があるという心理実験結果です。

一方、実際の成績が最上位のグループは、自分の能力を低く評価する傾向にあることがわかりました。これは論理的推論の能力といったものだけではなく、ユーモアのセンスでも同様の結果が出たのだそうです。面白くもないユーモアを繰り返して、場を凍らせるタイプの人は、じつは自己評価が高すぎるというわけです。

どうしてこんなことが起きるのかは、それほど難しい話ではありません。能力の低い人は、周囲と自分を正確に比較することができないため、正しい自己評価ができないらしいのです。先程のユーモアのセンスで言えば、しっかりと笑いを取っているのかわからないからこそ、笑いのセンスも磨かれないし、自分がウケていないこともわからないというわけです。

さらに困ったことに、他人からの忠告を聞こうとしないこともあるようです。

こう考えると、自分が感じている評価への不満が、正しいのかどうか不安に感じてしまうかもしれませんね。

マインドセットを変えていく

自己評価が正しいのかどうかを判断したいなら、他人の批判に耳を傾けることが重要になります。大人になればなるほど、自分の問題点を指摘してくれる機会は少なくなります。だからこそ忠告や批判を受け止め、しっかりと反省してみることも重要になります。

「自分の能力が評価されていない」ではなく、「改善点を指摘してもらっている」と感じられれば、自分に成長の余地が生まれます。

こうしたときに重要なのが、「マインドセット」です。

まず、人が成功にするために必要なには、才能と努力のどちらが必要だと思いますか?

ここで「才能」だと答えた人は要注意かもしれません。というのも才能や適性が成功の鍵と考える人は、能力を固定的にとらえてしまうので、つまづいた後に努力しない傾向が強いからです。

一方で、能力は伸ばせると考える人は、失敗は成功への道筋に過ぎません。

結果、能力を固定的にとらえるタイプは、失敗しない道を選択しがちになり、能力を伸ばせると考えるタイプの人は、チャレンジングな道を選びがちです。どちらのマインドセットを選択するのかで、人生の歩みはまったく違ってしまいます。

マインドセットを変えるには、努力が報われることを体感するといいでしょう。小さなことでもいいので、日々、努力してみる。失敗から学んで成果に変えてみるといったことを意識的にやってみましょう。

自分が評価されないことを嘆くのではなく、指摘されたポイントを改善していくことで成長していく。そうした動きを始めると、あなたの周りの世界は大きく変わるかもしれませんよ!

心理学を活用しての生活改善に興味のある方は、こちらもご覧ください。

参考:『ビジネス心理学大全』(榎本博明/日本経済新聞出版)

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