人はどんなときにウソをつく?12種類のウソとは

人はなぜウソをつくのでしょう。人生でこれまで1回もウソをついたことがないという人は、ほぼいないかもしれません。では、人はどんなときにウソをつくのでしょうか?心理学的にウソの種類をお伝えします。

ウソは子ども自立のサイン!?

ウソをつく場面はさまざまです。それは仕方ないなと思うウソもあれば、これは許せないと感じるウソもあります。実際、人は対人関係を良くするため、コミュニケーションの潤滑油としてウソをつくこともあり、ウソの付き方はけっこう奥が深いのです。

子どもの発達の観点からすると、依存対象だった親から自立できるようになるのは、子どもがウソをつけるようになったときとも言われています。

こうしたウソの多様な側面を、心理学は研究し続けてきました。近年では、ウソをつくときの脳のどの部分が活発に働くのかといったことも明らかになりつつあります。


「ウソ」について知りたい方は、こちらもご覧ください。

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12種類のウソとは

では、人はどんなときにウソをつくのでしょうか? 目白大学の渋谷昌三教授の『他人の心理学』には、ウソの12の種類がまとめてあるので、紹介しましょう。

①予防線
事実を言うとトラブルになりそうなときにつくウソです。ただ、この手のウソは、真実があきらかになったときに、相手をよけいに怒らせる可能性があります。

②合理化
約束を守れないときにつくウソです。時間に遅れた理由を説明するときなどにつくウソだと言えばわかりやすいでしょう。言い訳や口実のウソなので、ときにウソが相手を納得させるケースもあるでしょう。

③その場逃れ
とにかく、その場から逃れたくてついてしまうウソです。していないに、「した」ととっさについてしまうウソ。事件の容疑者として追及され、取り調べを終わらせたくて多くの人がウソをついたという事件もあったので、シチュエーションによっては多くの人がついてしまうものです。

④利害
自分を有利にするためのウソです。相手より自分が有利になるためのウソで、金銭問題などでよくみられるウソと言われています。相続問題などで自分が優先的に相続できるといったようなウソが、これにあたります。

⑤甘え
自分を周囲に理解してもらいたくてつくウソです。自分を擁護してもらうためのウソであり、感情的に味方になってほしいときにつくものです。失敗の理由を避けようのものにして同情を誘うといったことも、「甘え」の範疇です。

⑥罪隠し
悪事を隠すためのウソです。この手のウソは、組織的に行われることもあります。集団の雰囲気によっては、こうしたウソが当たり前になっていることもあり、不祥事が発覚してからその実態に驚かされるケースもあります。

⑦能力・経歴
自分の能力や経歴を相手より高くいうウソです。またときによって、相手より低く言う場合も。いずれにしても自分を優位に立たせようとするウソです。

⑧見栄
自分をよく見せたり、目立たせたりするためのウソです。都内の大学生と社会人を対象に行われた調査では、この手のウソを言う頻度が多いという結果もあります。バレない程度に見栄でウソをついてしまうことは、意外に多いのかもしれません。

⑨思いやり
相手を思いやってのウソです。真実を言うと傷つく場合などに使う「優しいウソ」です。つかれた相手もウソだとわかりながら、そのウソを信じるといったケースもあります。

⑩引っかけ
からかいや冗談のたぐいのウソです。ばらして笑えるようなタイプのもので、コミュニケーションの一つとして活用されるケースも少なくありません。ただ、ときに笑えないウソをついてしまうケースなどがあり、ある種のセンスが必要かもしれません。

⑪勘違い
知識不足や勘違いから生まれるウソです。これもウソなのと思われるかもしれませんが、ウソの種類の一つと分類されています。当人がウソをついていると思っていないのも特徴の一つです。

⑫約束破り
約束したことを守らないウソです。このウソは意図的についたケースと、意図していないケースの両方があります。ただ、ウソがバレたときに、意図的だったのかどうかを見極めるのは、けっこう難しいかもしれません。

今日はウソの種類をお伝えしました。

他人の気持ちと行動に興味のある方は、こちらもご覧ください。

参考:『決定版 面白いほどよくわかる他人の心理学』(渋谷昌三/西東社)

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