人生を変えたいと思っている人は多いことでしょう。実際、人生を変えるための指南書は数多く出ています。しかし人生を変えようという意思は挫折しがちです。そこで挫折しがちな人を支援するスマホの活用法を紹介します。
- スマホがあなたを支援できる理由
- 「罰金」もアプリで
- 仲間と目標達成
- 監視されて目標達成
スマホがあなたを支援できる理由
あなたは1日に何時間スマホを見ていますか? 集計された時間に驚く人も多いことでしょう。スキマ時間などに手に取るのはもちろん、ある程度の時間が必要な動画などの視聴をすることもあるので、自分が自覚している以上に時間を費やしてしまうのです。ちなみに米国の調査では、2021年にスマホを利用する時間は平均で1日あたり3時間46分となっています。
さて、これだけ時間をともにすることが多いスマホは、日々の生活を記録し、監視することも可能となります。そのため人生を変えようと考える人に大きな助けになりそうなのです。
そこで人生を変えるためのスマホの活用方法を紹介していきましょう。
「罰金」もアプリで
習慣化が人生を変える大きなポイントであることは、多くの人が認識しています。毎日1時間、英会話の勉強を5年間続けることができれば、かなり上達するでしょう。ただ多くの人は挫折します。
そのため習慣化を強化する方法は、心理学でも研究されてきました。中でも効果の高い方法と言われているのが、サボったら罰金を科すという方法でしょう。これは仲間内でも実行することができます。「〇をサボったら、みんなに〇を御馳走する」といった形で宣言し、経過を報告すればいいのですから。
ただ、これはなかなか面倒です。自分の目標を宣言するのも、監視役の友人にも気が引けるものです。しかし現在は怠けたら罰金を科してくれるアプリがいくつもあります。「習慣化 アプリ お金」や「習慣 罰金」などの単語で検索してアプリを導入してみてもいいかもしれません。
仲間と目標達成
励まし合う仲間がいるだけで、目標が達成しやすくなることはよく知られています。たとえばジョギングを習慣化したいなら、定期的にジョギングをするグループに所属すれば、成功率が上がります。
こうした問題をアプリは解消してくれます。同じ目標を持つ匿名の人とチームを組んで、互いに励ましたり報告したりしながら目標に向けて進むことができます。「目標達成 仲間 アプリ」で検索してみましょう。
もう少し緩やかに励ましや監視をしたい人は、SNSで目標を宣言するのもお勧めです。心理学の研究でも、目標を宣言して目の届くところに目標を書いて貼っておくだけでも、目標達成に効果のあることがわかっています。同じような目標を掲げる仲間と励まし合えれば、より効果も高まるでしょう。
監視されて目標達成
習慣化や目標達成に障害は、ついつい怠けてしまうこと。それを厳しく監視してくれる「鬼コーチ」がいれば、怠けないようにできることでしょう。
ダイエットや習慣化のアプリの多くは、この監視機能を持っています。活動を記録していなければ、アプリがサボっていないかを確認してきてくれるからです。また継続できていれば、褒めてくるアプリなどもあります。ダイエットなど習慣化したい行動とアプリと検索すれば、いろいろなアプリを試すことができるでしょう。
もっと行動を逐一監視してもらいたいという人には、「自己監視アプリ」といったものもあります。自分で決めた時間は、見守り続けるといった機能です。なかなかハードな機能ですが、どうしても成し遂げたいことがある人にはいいかもしれません。
今日はスマホを活用して人生の変える方法をまとめました。
人の心のしくみについて興味のある方は、こちらもご覧ください。
監修:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
参考:『自分を変える方法――いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学』(ケイティ・ミルクマン/ダイヤモンド社)