「モチベーションが上がらない・・・・」。そうつぶやいてしまうこともあるのではないでしょうか。多くの人が困っているのか、対策本も数多く出版されています。そこでモチベーションを、どうしたら上げることができるのか紹介します。
- そもそもモチベーションって?
- モチベーションの上げ方
- モチベーションを上げるには自分の実力把握から
そもそもモチベーションって?
モチベーションを説明するとしたら「やる気」という言葉が適切なのではないでしょうか。
このやる気というのは「自己効力感」と呼ばれるもの。「自己効力感」はスタンフォード大学の心理学者のアルバート・バンデューラによって確立された言葉で、自分に対する信頼感を指す言葉です。つまり自分ならできると思える気持ちであり、誰もが持つことができる想いです。
モチベーションの上げ方
では、モチベーションはどのように上げていけばいいのでしょうか?
モチベーションアップの重要ポイントは2つお伝えしましょう。
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やる気の出ない自分に喝!仕事に関する格言でモチベーションアップ
①小さな成功体験を積み重ねる
自分のレベルにあった目標を立てて、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。
というのも目標を確実に成功させることで「自己効力感」が高まっていくからです。逆に大き過ぎる目標を立ててしまうと、「本当にできるのか」という不安要素が勝ってしまい、目標達成が遠のきます。その結果、自分の能力や成果を肯定することができず、モチベーションも下がってしまうのです。
②自分のレベルにあった目標を立てる
あまりにも自分のレベルより低い目標を掲げてしまってもモチベーションは上がらないことを、ミシガン大学の心理学者J・W・アンとキンソンは指摘しています。
例えば受験で考えてみると、自分が受かるか受からないかの確立が半々といった第一志望校の受験に対しては、あと少し頑張れば合格だという気持ちからモチベーションが上がったりします。一方で確実に合格できる言わば滑り止めの学校や、自分のレベルよりも低い安全圏の志望校の受験に関しては、そこに向けて勉強をしようというモチベーションは上がらないことが多いようなのです。
モチベーションを上げるには自分の実力把握から
ここまで書いてきたように目標の設定によって、モチベーションは大きく変わってきます。逆に言えば目標設定しなければ、モチベーションを上げることは難しいのです。
モチベーションを高めたいなら、まず目標をしっかりと書き出すようにしましょう。その上で成功体験をより多く積めて自己肯定感を高められて、なおかつ自分がダレてしまわないような目標を考えることが大切なのです。
また、モチベーションを上げるのにピッタリな目標値を設定するためには、自分の実力をしっかり把握している必要があります。自分がどれだけの実力を持っているのか、目標値の設定前に確認することも重要でしょう。
参考:
『元人事部長が教える「結果を出す人」の働きかた』(小杉俊哉 著/大和書房)