後悔したくない!迷っているならチャレンジすべき4つの理由

やるべきか、やらないべきか迷っていませんか?じつは迷ったらチャレンジすべきだと心理学は教えてくれます。後悔しないための4つ研究成果を紹介しますので、改めてチャレンジすべきかを考えてみてください。

  • ①チャレンジしなかったことを7割の高齢者が後悔
  • ②失敗がレジリエンスを高める
  • ③チャレンジすれば応援してくれる人も
  • ④「私は、やり直せる」という思いが好循環を生む
  • 集団での無謀な行動に注意

①チャレンジしなかったことを7割の高齢者が後悔

チャレンジ精神が旺盛なイメージのある米国の80歳以上の人を対象にしたアンケート調査によれば、70%以上の人がチャレンジしなかったことを後悔しているそうです。チャレンジに価値を感じるからこそ、けっこうな人が挑戦しなかったことを後悔しているのかもしれません。

ただ、これは米国に限った話ではありません。

日本の大学生を対象とした調査でも、受験など何度もやり直しが効かない事柄に直面したときにチャレンジしないと、時間がたってから後悔が大きくなると報告されています。

後悔に関する論文では、「やらないで後悔するよりも、多少の傷つきや失敗などを覚悟してでも具体的に何か行動を起こすことの方が、どのような結果になろうとも自分自身の人生について自分自身で納得できる」とも書かれています。

②失敗がレジリエンスを高める

「でも、失敗は怖いし……」と思っている人に、一つ朗報があります。それは失敗が人生にとって、必ずしもマイナスにならないこと。失敗を乗り越えると人間的な成長を遂げるといった話を聞いたことはあるでしょう。心理学の研究によって、その成長の一つがレジリエンス(折れない心)の獲得だと判明しています。

つまり失敗によって、ストレスフルな状況から立ち直る力が強くなるのです。

チャレンジは、意外なプレゼントを持ってくる可能性があります。

起業家で講演者でもあるジア・ジアン氏は、1日1回100日間、あえて拒絶されるような依頼をし続けた人です。それは拒絶に慣れることが目的だったそうです。

ファーストフードのハンバーガ―ショップでおかわりを頼む、見知らぬ人の家を訪ね庭でサッカーをさせてもらえないか依頼する、などなど。その内容はちょっとバカバカしくて、「まあ、断られるだろう」と思えるような「お願い」のオンパレードでした。

もちろん当初のもくろみ通り、多くの頼みは拒絶されました。しかしジアン氏が思っていた以上に受け入れてくれる人が多かったそうです。それどころか代案を考えてくれる人もいたとのこと。

結果、ジア・ジアン氏は拒絶を恐れて、何も求めないようにしていたことを反省したそうです。

④「私は、やり直せる」という思いが好循環を生む

それでも失敗が怖いという方には、アーカンソー大学のデニス・ベイク氏の調査を紹介しましょう。

40歳から73歳の人へのアンケート調査から、「私は、やり直せる」と思っている人ほど強くは後悔しないことがわかったそうです。

つまり「失敗しても次がある」と思えれば失敗しても後悔しにくいし、こうしたマインドを持っていればチャレンジしない後悔も経験しにくい。その上、失敗を乗り越えられればレジリエンスが高まり、もっとチャレンジングに生きられるというわけです。

集団での無謀な行動に注意

ただ無謀とチャレンジの線引きは、なかなか難しいのも事実です。成功にむけて努力した結果の挑戦は成長への一歩となりますが、無謀な試みは何も生み出さないかもしれません。自分の行動が無謀なのかどうかを、冷静に考える必要があるでしょう。

危ないかなと思っても、無謀な行動に出てしまうパターンの一つに、集団での暴走があります。起業などでも同調圧力が働いて、思わぬ事故を起こす可能性があります。周りに煽られているだけに、冷静さを失ってしまう怖さがあるのです。

そんなときは、次の3点をチェックしてみましょう。

①理不尽な目標に恐怖を感じる?
②プロジェクトを正しく進めるための時間が確保されていない?
③短期目標が長期目標より優先されている?

この3つにすべてYESだと、ちょっと不安です。
個人のチャレンジにも参考になる視点です。
自分がやりたいことが、無謀な試みなのかチャレンジなのかを、自分自身の心に問いかけてみる必要があるかもしれません。

日々の生活に心理学の知識を活用することに興味がある方は、こちらもご覧ください。

監修:日本産業カウンセラー協会

参考:「『やらなかった』後悔の記憶が、健康に及ぼす悪影響」(増本康平・神戸大学大学院准教授/PHPオンライン衆知)/『シリコンバレー式超ライフハック』(デイヴ・アスプリー /ダイヤモンド社)/『無謀なチャレンジが信頼を損ねる時』(ロバート・ハーレー/ダイヤモンド社)/「大学生における後悔を受け入れることによるレジリエンスの変化」(植田 健太郎・中地展生・河越隼人)

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