席の座り方で気持ちがわかる!会議に使えるヒント集

紛糾しそうな会議ってありますよね。ライバル同士がいがみ合っている会議などは、話が進まないのに雰囲気は最悪に。そんなときに役立てたい心理のヒントをお伝えしましょう。

  1. いがみ合っている当事者の席はどうする?
  2. ヒートアップしないための発言の順番とは
  3. 関係性を強めたいときの席順とは?
  4. 窓の効果を見落としていませんか?

いがみ合っている当事者の席はどうする?

会議で熱い議論が交わされることが悪いわけではありません。でも、感情のこじれから生産的ではない会話が交わされているのであれば、どうにかしたいと感じるものでしょう。

そんな会議の議事進行を任された日には最悪です。

そこで会議に使える心理学の知識をお伝えしましょう。

心理学者のスティンザーによれば、ライバル同士、敵対心を持った人達はテーブルを挟んで真正面に座る傾向にあります。そして真正面から向かい合えば、正面衝突する可能性は高まります。

そんなときは好戦的な人の向かいに、その人と仲のよい人を配置すると、全面衝突の危険性が弱まります。「これだけで!」と思うかもしれませんが、敵対心をもった人とずっと横を向きながら口論を続ける自分を想像してみてください。少し大変でしょう!自然に視線を上げると、自分の知った人が座っているのと、腹立つ相手がいるのでは気持ちも大きく変わってきます。

とにかく仲の悪い二人がいたら、向かい合って座らせない。これが鉄則です。

ヒートアップしないための発言の順番とは

会議が紛糾していく原因の一つに、反論が反論を呼ぶパターンがあります。この防止方法についても、心理学者のスティンザーは教えてくれています。

じつは一人の発言が終わった後、その次に話す人は前の人の反対意見を言う傾向が強いのです。つまり最悪なのは、いがみ合っている二人が交互に発言するパターンです。

このようなパターンに陥らせないようにするためには、議事進行の人が刺激的な発言の後にやや中立的でトーンダウンする発言者意見を言わせればればいいのです。ワンクッション挟むだけで、議事進行が随分と楽になるはずです。

関係性を強めたいときの席順とは?

会議でキーマンと距離を近づけたいと思う人もいることでしょう。もちろん会議前や会議後の雑談で、その機会を伺うのが一般的ですが、席順を追い風にすることも可能です。

ポイントはL字型に置かれた机の角と角。90度の位置に並んだ相手とは、リラックスしやすいことが知られています。一対一でも、これから関係性を深めたいときには、同様の位置を取れればプラスに働きます。

さらにもっと近しい関係の場合は、横並びで並んで座ればいいでしょう。接待の場でも和んできてから、カウンターなど横に座れるようにすれば、心理的に近づきやすくなります。

窓の効果を見落としていませんか?

会議のときに意外に見過ごしがちなのが窓です。

窓の前の席に座ったときに後ろから光が差し込むと、通常よりすごい人だと感じるケースがあります。これは心理学ではハロー効果と呼ばれます。通常ハロー効果は服装や資格など目立った特徴で全体を判断してしまう心理効果を指します。

ただ、もともと「ハロー」とは聖人の頭上に描かれる光輪や菩薩の体から出る光「後光」を指すものです。駒沢女子大学の富田隆教授も、『相手の心理を「外見・しぐさ」で見抜く』(SMART GATE Inc.)で、光の入った窓を背に座る人物のハロー効果を認めています。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、窓からの景色です。

意気投合して契約まで持っていきたいのに、窓から「建設反対」といった垂れ幕が見える。地球に優しい商品の説明なのに、窓から煙の上がる煙突が見えるなどなど。

会議で手に入れたい結果と、窓からの風景が正反対のときは要注意です。視覚から入る情報は意識していなくても、行動に影響を与えがちです。どうしようもないときは会議室を変えるなどの対策も必要でしょう。

会議で使える心理学からのヒントでした。

困ったときの参考にしてみてくださいね。

参考:『面白いほどよくわかる!他人の心理学』(渋谷昌三 著 西東社)

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